NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」6月17日(2021年)放送回について、坂口健太郎さん演じる医師・菅波光太朗の行動が視聴者の間で話題になっている。(ネタバレあり)
お盆休みを終えて実家から登米に戻った百音(清原果耶さん)は、菅波に気象予報士の資格に興味があると明かして以来、菅波に気象の勉強を教えてもらうようになった。
話の脱線から「生まれた日」の話を
しかしなかなか思うように進まず、「なぜ雲ができるのか」の学習で立ち止まってしまう。菅波に「このペースじゃいつまで経っても雲はできないし、台風も来ませんよ」と言われた百音は、
「台風...早くそこまで辿り着きたいです。あ、私、超大型台風が来た日に生まれたんです。予定日より2週間も早くて。でも満月だったからじゃないかって。ほら、満月の日って赤ちゃんが生まれるってよく言うじゃないですか」
と、また話を脱線させ、菅波に「今はその話は置いておきましょう。科学的に実証されてるかどうかもわかりませんし」と釘を差されてしまった。
一方、百音が働く森林組合では学童机のサンプルを作り、市内の小学校で使ってもらうべく登米市役所に出向いた。予算内におさめることはできたが、作るのに時間がかかりすぎ、半年後の納期に間に合いそうにないと判明する。
気象の勉強の前、肩を落とす百音を見つけ、菅波が声をかける。
「物事が上手くいかなくて落ち込むような時、僕は何かしら新しい知識を身につけるようにしています。(中略)このタイミングで出すのは我ながらあざとさを感じて嫌なんですが...」
そう言って百音に差し出したのは、中学校の理科の参考書だった。「お支払いします、先生にいただくわけには」と代金を払おうとする百音に、
「誕生日プレゼントです。9月生まれでしょ?1995年の台風の日に生まれたなら。しかも満月だったなら多分一昨日です」
と、実は以前の雑談から百音の誕生日を推測し、調べていたことを明かしたのだ。