「ひねり王子」と呼ばれた2016年リオデジャネイロ五輪の体操金メダリスト、白井健三選手(24)がきのう16日(2021年6月)、現役引退を発表した。17日の「スッキリ」は、「シライ」の名前がついた6つの技の映像とともに、偉業の数々を振り返った。
白井は16日の記者会見で、引退の理由について「後輩や学生に自分の経験や力になれることを与えたいという気持ちが強くなったから」と述べた。今後は日本体育大学助教として指導にあたる。
森圭介アナ「物語にも事欠かない人でしたね」
「選手としての未練はひとつもない」「体操競技は点数や順位を競うスポーツだが、人と比べることではなく、人を認め合うことを教わった」と終始晴れやかな表情だったが、小さいころから憧れの存在だった体操の内村航平選手に触れた際は「航平さんがいなかったら僕はいない。感謝という2文字では伝えきれない存在」と目に涙を浮かべた。内村には今年4月の段階で引退を伝えており、「最後は健三らしい体操が見てぇわ」と言われたという。
高校2年生だった2013年、世界選手権種目別ゆかで日本人史上最年少で金メダルをとり、高校の定期テスト中にもかかわらず、「スッキリ」に生出演した際の映像も流れた。翌日の英語と生物のテストについて「勉強しなくちゃ」とMCの加藤浩次に言われると、「もうあきらめたので」と初々しい表情で笑っていた。
森圭介アナウンサー「2017年の世界選手権で内村選手が左足をけがして途中棄権した時には、白井選手は内村選手のゼッケンをお守りとしてしのばせて、そのあとメダルをとりました。物語にも事欠かない人でしたね」
加藤「会見を見ると、やりきったという顔をしていましたね。白井イズムを継承した選手を育ててもらいたいと思います」
(キャンディ)