「若い人は、いまググるのではなく、タグるのです」と司会の羽鳥慎一が紹介した。ググるは検索サイトでキーワードを入れて探すことで、タグるは「#」 を付けて検索することだという。
東京・表参道で10代の学生にやってもらった。「#表参道カフェ」と入れると、スイーツなどの写真がズラズラと出てくる。「写真をタップするとお店の情報があって、地図もついているんです。写真があるからわかりやすいし、見つけやすい」と話す。
「あれ、話に水を差しちゃったですか」
アシスタントの斎藤ちはるアナが詳しく解説した。「たとえば、検索サイトで『六本木ランチ』とググると、次のように出てきて(『六本木で人気のランチランキング』など)、行きたい店にたどり着くまでに時間がかかります。でも、『#六本木ランチ』とタグると、写真がたくさん表示され、人気のものが上から順番に並んでいます。私も使っています。ググると有名なお店から出てきますが、タグると隠れた人気店がわかるんです」
若者には当たり前に使われているようだが、羽鳥は「浜田さん、タグってます?」と浜田敬子(「AERA」元編集長)に振る。「タグってません。でも、便利そうですよね。バエ(映え)る写真付きだし」
次に「玉川さんは?」と玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)に振ったのが失敗だった。「タグらねえなあ。ボクは外食保守主義なんで、あっちこっち行かないんですよ。気に入ったところにずっと行く。最初に入るときも、(良さそうと思った店に)偶然入るか、信頼できる人から美味かったと聞いた店とかなんです。ボク的には『タグる』の需要ないです」と盛り下げる。
ここでスタジオのシラケた雰囲気にやっと気が付いて、「あれ、話に水を差しちゃったですか」
羽鳥は「はい。思いっきり(冷や水を)ぶっかけられました」と苦笑、急いで次の話題に移った。でも、玉川の知らない店にふらりと入るというのが、街歩きでは楽しいんだけどなあ。
(カズキ)