きょう11日(2021年6月)の「あさイチ」プレミアムトークのゲストは、連続テレビ小説「おかえりモネ」で主人公・百音の母親役を演じる俳優の鈴木京香さん(53)。鮮やかなブルーのワンピースで現れた。
博多華丸キャスター「(ワンピースは)空の色!気仙沼の海の色か...」
博多大吉キャスター「うわぁー本物だぁー、と思って...。アナウンサーも鈴木(奈穂子)さんなので、鈴木が渋滞するんじゃないかということで、京香さんとお呼びしても...」
華丸・大吉キャスターのデレデレぶりは半端ではなく、視聴者から「鼻の下伸びすぎ。大吉さん、いつもよりワントーン声が高いです」とメッセージが届いたほどだ。
「おかえりモネ」の舞台、宮城県出身の京香さん。東北の言葉には並々ならぬ想いがあるそうだ。
好きな「ふるさとの言葉」3つとは
番組は、そんな京香さんが好きなふるさとの言葉を3つ紹介。1つ目は「ひじゃかぶ」だ。華丸・大吉キャスターは「野菜のカブ?」「肘や肩?」と、その意味を必死に考えるが、なかなか当たらない。正解は「ひざこぞう」だそう。
2つ目は「おしょしい」。「恥ずかしい」という意味だという。
3つ目は、京香さんが「共通語にすべき方言」と断言する「いずい」。「歯がゆいとか、居心地悪いとか、じれったいとか、奥歯にものが挟まったような、はっきり言いづらい状況とか、すごく色々な場面で使われます」と京香さん。
地元・宮城や東北が舞台の作品に意欲的に出演してきた京香さん。東日本大震災の被害に遭った人たちのメッセージを紹介する番組「こころフォト」ではナビゲーターを務める。京香さんは、そういった仕事に関わり続けることについて、こう語った。
「モネちゃんと同じで、私も震災当時、地元にいなかったものですから、大変な思いを実際に知らないでいることが、どこか心苦しいような、申し訳ないような気持ちになることがとても多くて。『何かできることを』と思っているのだけれど、『本当に役に立っているのだろうか』と、その自問自答の繰り返しで。でも、自分のできることを1つずつ積み重ねていくしかないという気持ちでやらせていただいています。『こころフォト』も胸が締め付けられるようなお手紙も多いですが、10年近くやらせていただいたおかげで、より一層地元に思いを馳せることができる。被災者の方のことを考える時間が減りませんから、それがすごくありがたいです」