中国・雲南省の自然保護区を出て、北に向かっている14頭のアジア象の群れは、とうとう省最大の都市、昆明に入り、相変わらずやりたい放題だ。民家の扉をへし曲げ、水道の蛇口をひねって水を飲み、「米やトウモロコシ、小麦と何でもかんでも食べていった」と住民は嘆く。
「象たちはなぜ移動しているのでしょうか。去年(2020年)の3月からで、もう500キロにもなるのですが、どこへ向かっているのでしょうか」と野上慎平アナが6月11日の「ショーアップ↑」コーナーで取り上げた。
かつて生息していた地域を目指している?
「群馬サファリパークの川上茂久園長は、保護区でエサ不足が起こっているか、群れ同士の対立があったのではないかとみています。かつて生息していた地域を目指しているのではないかということです」
新たに第2、第3の群れが移動を始めていて、当局はドローンで監視したり、トラックで道にバリケードを設置したりしているが、住宅や農作物の被害は1億円になるという。
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「回帰本能が強いということだから、びっくりしませんね。自然保護区だって人間が勝手に造ったもので、象が住みたかったわけじゃない」
吉富愛望アビガイル(多摩大学広報委員長)「面白いですね。若干ワクワクしてます」
象にしてみれば、街中は食べるものはあるし、水も飲めるし、子象も敵がいないので安全ということで、こっちのほうが居心地がいいのではないかな。
(カズキ)