10日(2021年6月)の「あさイチ」の「シェア旅」は奈良。全国シェア8割というスイカの種とその品種改良の話題や、通に知られる人気者のシカ、東大寺で見られるムササビ、お寺で売っている薬など、ディープな奈良を紹介した。
奈良県在住の92歳の木村セツさんが作る「ちぎり絵」を紹介する場面では、その完成度の高さに一同が感動。ハンバーガーに恵方巻、ブロッコリーなどが柔らかな風合いで、しかしとてもリアルに再現されている。
奈良放送局の見浪哲史アナに「これらのちぎり絵、何の材料で作られているか分かりますか?」と質問され、「新聞!」と即座に答えた博多華丸キャスター。一発大正解だったわけは、本番前にフライイングしてスタジオに置いてあった作品を間近で見たからだ。
「絵を描くのも苦手だった」にどよめき
作品集が出版され、各地で展示会が開かれるまで有名になったセツさんだが、ちぎり絵を始めたのがわずか2年前。長年連れ添った夫が亡くなり、元気をなくしていたセツさんに娘が勧めたのがきっかけだそうだ。もともとは「絵を描くのも苦手だった」という話にはスタジオでどよめきが起こった。
番組では、セツさんが好物のホットドッグをちぎり絵で描いていく様子を撮影した映像を紹介。セツさんは色味の異なる大小さまざまな新聞紙のパーツを貼り合わせていき、立体的で色彩豊かなホットドックを作り上げた。パンやソーセージ、ケチャップの質感もリアルで、本物と見間違うほどだ。
スタジオでそのちぎり絵を手にしたゲストのSHELLYさんは「本当に立体感がある。めちゃくちゃ近くで見ると(新聞紙の)文字とかが見えてくるのですが、離すとそれが光の当たっている感じに見えたりして...。触ったらパンがふわってなりそう」と感動。
「そうそうそうそう」などと、昔からのファンのような顔をして横から口を挟む華丸キャスターに、SHELLYさんと博多大吉キャスターから鋭いツッコミ。
SHELLY「いやいや、さっき知ったんですよね?『やっと分かってくれた』みたいな顔してますけど、同じタイミングで知りましたよね?」
大吉キャスター「急に現れた応援団長」
(ピノコ)