料理のレシピで出てくる「少々」「さっと」「ひと煮立ち」「適宜」などの用語の意味を正しく知っているだろうか。「ショーアップ↑」コーナーで板倉朋希アナが10日(2021年6月)、「たとえば、弱火とは鍋の底に火が当たらない程度のこと。しんなりは全体的に透き通り、硬さが取れた状態のことを言うんです。わかりそうでわからないレシピ用語を解説していきます」
戸惑うレシピ用語、2位は「少々」
戸惑うレシピ用語の1位は「適宜」、2位は「少々」、3位は「さっと火を通す」だという。「さっとは何秒でしょうか」と板倉がアシスタントの斎藤ちはるアナに聞く。「ホントにさっとだから、2、3秒かな」、玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)は「やっぱり、10秒くらい」としたが、答えはちょっとズッコケ。
「食材によって違うんです。モヤシは30秒、小松菜は1~2分、オクラは2~3分です。他の食材もこれらのどれに近いかで調整してください」(板倉)
塩少々などの少々は、親指と人差し指でつまんだ0.5~0.8グラム。ひとつまみは、それに中指を添えた3本指でつまんだ1グラム程度だ。では、適宜とは? 「自分の好みで加減したちょうどよい量ということです。適量との違いは、適量は必ず入れる。適宜入れなくてもいいのだそうです」(板倉)
玉川「だったら、適宜なんてせずに、お好みでって言えばいいのにね」
司会の羽鳥慎一は「そう、玉川さんには珍しく、まったくまったくその通り」と感心し、「では、玉川さんの得意料理はなんですか」と聞く石山アンジュ(一般社団法人「シェアリングエコノミー」代表)に、玉川は「豚汁です。誰が食べてもきっとうまいって言いますよ。徹子さん(黒柳徹子)がおいしいって言ったんですから」と、急に胸を張る。
そのほかのレシピ用語を解説すると、「ひと煮たち」は沸騰してから30秒程度、「ひと口大」は約3センチ四方。スタジオが大笑いになったのは、「あくをとるって、いつまで取ればいいんだろう」という疑問で、正解は「そう思ったときがやめどき」というものだった。
(カズキ)