「日本オリンピック委員会(JOC)の幹部が電車にはねられ、亡くなられたというショッキングなニュースが入ってきました」と司会の谷原章介が伝えた。きのう7日(2021年6月)午前9時20分ごろ、東京都品川区の都営地下鉄中延駅でJOCの経理部長(52)がホームに入ってきた電車にはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。
電車の運転士は「男性がホームから線路に入ってきた」といっており、警視庁は自殺とみて捜査している。
4月に就任したばかり
東京オリンピック開幕まであと45日という時期、海外にも波紋を呼んだようだ。米・ニューズウィーク電子版は「日本のオリンピック関係者が開幕前に電車に飛び込み死亡」という見出しで報じている。
亡くなった経理部長はどんな人物なのか。元JOC関係者は「性格は真面目な印象。体育会系が多いJOC職員の中で珍しく文科系の人だった」と話す。1991年から在籍、98年の長野オリンピックなども経験しているベテラン職員で、選手団の派遣費の管理などに携わっていた。スポーツライターの小林信也さんによると、今年4月に経理部長に就任したばかりだったという。
谷原が「いまオリンピック開催の是非について議論されています。プレッシャーが相当あったのでしょうか」と小林さんに聞くと、「それまでは副部長だったので部長となり、プレッシャーがあったのか、あるいは個人的な事情なのか、いまのところ、よくわかりませんが、五輪が1年延期した影響などで強化費の要求など、いろんな心労があったのかもしれません」と話す。
谷原「賛否のある五輪にかかわっているだけに、悩みも多かったとも思われます。ご家族への支援、ケア、サポートをして頂きたいですね」
(一ツ石)