司会の羽鳥慎一が「携帯電話のなかった時代の(デートの)待ち合わせ方法が、いまの若者にとっては驚きということです」と取り上げ、アシスタントの斎藤ちはるアナが「ケータイがない時代のエピソードと若者の反応」を2日(2021年6月)の放送で紹介した。
羽鳥慎一「若者は、ロマンチックだったんですね、昔は」
まず80代男性の「相手が来るまで12時間待つと決めていた」に、20代女性は「携帯電話なしで会えるなんて奇跡です。(来るかどうか)ハラハラしながら待ち合わせるのは無理」という。「12時間は極端だとしても、どうです? 斎藤さんは」と聞く羽鳥に、斎藤は「わかりますねえ。私も無理です」
「駅にあった伝言板に、自分の名前と一緒に『喫茶店で待ってます』と書き残した」という60代男性の体験に、20代女性は「個人情報ダダもれで嫌です」。60代女性は「別れ際に、次に会う約束をした」と話すが、20代女性は「1時間以内にLINEで会えるのに」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)は「思い出すと切ないんだよね。本当に来るかどうか、ドキドキしながら30分待つんですよ。いまはケータイですぐ通じちゃうけどね。(相手は来なくて)敗れ去って帰るときの気持ちは、もう切なくてね」とうなだれている。
斎藤「ドラマみたいですね」
浜田敬子(「AERA」元編集長)「すれ違いというところからドラマのストーリーになったりしたんですが、いまは成り立たないですね」
羽鳥「若者は、ロマンチックだったんですね、昔は。不便ですと言うでしょうけど、そういう時代があったんです」
話は郷ひろみのヒット曲「よろしく哀愁」の歌詞「会えない時間が 愛 育てるのさ」に広がったが、斎藤はこれも「知らないです」だった。それはそうだろう。リリースされたのは47年も前である。
(カズキ)