「各地で例年より早く梅雨入りを迎えた今年(2021年)。その影響で野菜の値上がりが続いています。ジャガイモは4割高、さらにキュウリは7割高に。食卓を支える食品が軒並み高騰しています」と司会の夏目三久が1日(6月)、伝えた。
梅雨入りの影響、コロナ禍の影響
東京・渋谷にあるカレー店「イエローカンパニー恵比寿本店」では、30種類以上のスパイスを使い、野菜をふんだんにトッピングしたスープカレーが人気だ。この店のオーナーシェフ、大竹雅人さんは「店で1番使用頻度が高いジャガイモ、玉ネギが高騰しています。通常だったら2200円くらいのものが、今入ってきているのは3200円」と話す。トッピングに使っているピーマンなどの野菜も高騰しているという。「コロナの影響もあるし、野菜の高騰というのはダブルパンチで辛い」と大竹さんは話す。
では、今何が高くて何が安いのか。東京・練馬のスーパー「アキダイ 関町本店」で聞いてみると、例年に比べ、ジャガイモは4割以上、ナスは2~3割ほど、キュウリは7割ほど値段が上がっている。
値上げしているのは、野菜だけではない。「価格の優等生」とされる卵は、1月には1パック100円で売られていたが、鳥インフルエンザの影響で215円に値上げ。新型コロナの影響で生産者の稼働率が低下したことなどが原因で、アメリカ産の牛バラ肉なども約1.5倍値上げされている。
一方、キャベツなどの葉物は例年より2~3割安い。緊急事態宣言などの影響で飲食店からの需要が減ったため、そら豆、マグロなどの鮮魚も安値で販売されているという。
「アキダイ」の秋葉弘道社長がいち早く買うことを勧めるのはトマト。「トマトはこの時期ちょっと遅れて価格が上がるので、今週末には確実に高い状況が来ます。『今度買おう』と思っている人はすぐ買ってください。そうすればお得です!」
(ピノコ)