「ハッピーな記者会見の形を」 大坂なおみ「棄権」で夏目三久

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   「テニスの4大大会の1つ、全仏オープンで記者会見を拒否していた大坂なおみ選手が、さきほど自身のSNSを更新し、全仏オープンを棄権すると発表しました」と司会の夏目三久が伝えた。大坂選手(23)は、全米オープンで初優勝した2018年からうつ病に悩まされていたことも明らかにした。

   大坂選手は日本時間の1日(2021年6月)午前3時ころ、「みなさん、私は数日前に投稿した時、このような状況になることを想像もしていなかったし、こんなつもりでもなかった。今は、トーナメントや他の選手、そして私の健康状態のためにも、私が辞退して、皆がパリでのテニスに集中できるようにするのが1番だと思っています」などとツイート。

  • 大坂なおみ選手(2018年編集部撮影)
    大坂なおみ選手(2018年編集部撮影)
  • 大坂なおみ選手(2018年編集部撮影)

沢松奈生子「頭の整理ができていないくらい驚き」

   「実は2018年のUSオープン以降、長い間うつ病に悩まされ、それに対処するのが、本当に大変だったのです。私のことを知っている人は私が内向的であることを知っていますし、大会で私を見たことがある人は私がしばしばヘッドフォンをしていることに気付いているでしょう。それは私の社会的不安を鈍らせるのに役立つからです」とも記した。

   突然の棄権表明に、関係者やファンはショックを受けている。元女子プロテニス選手の沢松奈生子さんは「本当に驚きました。選手は4大大会を目標として頑張ってきていますから。棄権してしまう、自らその場に立つことを降りてしまうという選択は...。私もまだ頭の整理ができていないくらい驚きですね。彼女は2年以上続いているうつ病の苦しみの中で戦ってきたんだな、本当に大変だったんだろうなとはすごく感じています」と話す。

   全仏OPの主催者側は、「まずは残念で悲しい。できる限り早い復帰と来年のトーナメントへの参加を楽しみにしています」とコメントした上で、「メディアとの関係を含めた、選手の全てのよりよい環境づくりに努めていきます」とした。

   夏目「メディア、主催者、選手、ファンの4者にとってハッピーな記者会見の形を探ってほしい。これを大きな問題提起として捉えてほしいなと思います」

(ピノコ)

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