30日(2021年5月)に放送されたフジテレビの「ワイドナショー」で、出演したダウンタウンの松本人志さんが、コロナワクチンの確保に遅れが出たことや、東京五輪に対する政府の対応に、「ちょっと不信感がだいぶあって」と顔をしかめて怒りをあらわにした。
高齢者へのワクチン接種が始まったことについて、MCの東野幸治さんに意見を求められた松本さんは「思ったよりはスピード感が出てきてるのはありがたい材料なんですけど、ただやっぱり、ワクチン外交に大惨敗したのは間違いないですからね」と声を張り上げて指摘。
「なんで映画ダメで、野球はいいねん?」
さらに「本来は、政府のおエライさんが、こんだけワクチン外交に惨敗したので、申し訳ないですけどオリンピック無理になりましたと言って、本来は国民が何でそんなんでオリンピックなしになんねん、というのが一番健全なはずなんですけど」と東京五輪にも言及した。
「むしろ(今は)オリンピックやることにみんな怒るという、不思議なねじれが起こってて、ワクチンが遅れたことは意外とみんなもうそんなに言わない感じになってる。ねじれ現象というか不思議な状況になっているなと思います」と話した。
また、緊急事態宣言が再延長されたことについても、首をかしげながら「いやあ、でもなんか、ちょっと政府に不信感がだいぶあってね」と目を閉じ、手を眉間に当ててしかめっ面に。
「なんで映画がダメで、野球はいいねんという。スポーツ優先にしたいのかなとか、オリンピックを含めてなんかしたいのかなと思ってしまう」と、一連のコロナ対策が五輪を優先しているのではないかと、疑問を投げかけた。