百音の「暗い記憶」が蘇る しかし、幼馴染の一言で変化が
【第3週のおかえりモネ】

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   気象予報士の資格に興味を持った永浦百音(清原果耶)。さっそく専門書を買ったものの、ずらりとならぶ専門用語に悪戦苦闘する。

   そして8月。百音は祖母・雅代(竹下景子)の初盆に合わせて亀島の実家へ帰省することになった。家族に迎えられ、久しぶりに永浦家に上がった百音は仏壇に手を合わせた。

   母・亜哉子(鈴木京香)や龍己(藤竜也)とともに初盆の支度をしているところに、幼なじみらがやってきた。漁師になった及川亮(永瀬廉)、野村明日美(恒松祐里)、早坂悠人(高田彪我)だ。みな、中学時代吹奏楽部に所属していた仲間でもある。妹の未知(蒔田彩珠)も加わり、お互いの近況や恋の話などで盛り上がった。

   そこにもう1人の幼なじみ・後藤三生(前田航基)が遅れてやってきた。吹奏楽部ではトロンボーン奏者だった三生は、今はバンド活動をしていると言い、金髪にピアスといういでたちだった。実は三生は、1000年以上の歴史がある実家の寺を継ぐべく仙台の大学へ通っていたが、家業を継ぐのは嫌になり逃げてきたのだった。「かくまってほしい」という三生を自室に隠した百音は、幼なじみたちをこっそり集めた。

  • NHKの「おかえりモネ」番組サイトより
    NHKの「おかえりモネ」番組サイトより
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百音は寝たふり

   結局、百音の父・耕治(内野聖陽)に見つかってしまうが、耕治は三生に理解を示した。幼なじみたちはその晩、百音の家に泊まることになった。布団を並べ、おしゃべりしていた明日美に「モネはなんで音楽やめちゃったの?」と聞かれ、百音は寝たふりをした。

   2011年3月11日、耕治と一緒に高校の合格発表を見に行った帰り、2人はジャズクラブに寄った。プロの演奏に百音が夢中で聞き入っていたその時......。

   心の奥にある暗い記憶を思い出してしまった百音は眠れなくなってしまった。縁側で波の音を聞いていると、亮がやってきて「浜に行こう」と誘ってきた。

   朝日が昇り始めた浜に立った百音。亮が発したある言葉にハッとする。それは気象予報の専門書で見た言葉だった。「漁師は、風向きと天気、必須だから」と亮。百音はその言葉に突き動かされたように自分を囲む海と空、そして山を見回した。(NHK総合あさ8時放送)

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