「今年(2021年)2月、大阪府高槻市の小学校で5年生男子が体育授業に5分間の持久走中、体調が急変、死亡していたことがわかりました」と5月27日、司会の夏目三久が顔を曇らせた。
持久走の終盤で倒れているのに他の児童が気づき、保健室に運んだときはマスクを顎にかけていた。高槻市教育委員会は「おそらく着用していた」と推定し、マスクとの因果関係を調べている。
ガイドラインでは...
文部科学省のガイドラインは「体育ではマスクを外してもいい」とする一方、「心配ならつけてもよい」と指導している。なんだ、この曖昧な言い方は? 現場任せのどっちもありではないか。
中国では去年4月、マスクを着用して走っていた中学生が死亡した。教育当局は医療用の高性能マスクN95をつけて走ることを禁じる方針という。
筑波大学大学院の久野譜也教授は「マスクをして高温多湿だとネガティブな負荷がかかる。マスクをしないで運動する方がいい」と指摘している。
(あっちゃん)