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日本はIOCの属国か!?バッハぼったくり男爵は「天皇に会わせろ!」菅首相は売国五輪まっしぐら

   週刊文春は、IOCで43年間にもわたって委員を務めている"古狸"のディック・パウンド元副会長(79)なる人物にインタビューしている。日本の首相が中止を決めたらどうするかという問いに、「五輪は絶対に開催する。それが私たちIOCの仕事だ。私が知る限り、日本政府は開催を支持しているが、仮に菅首相が『中止』を求めたとしても、それはあくまでも個人的な意見に過ぎない。大会は開催される」

   私は菅嫌いだが、そんな私でも、このいい方は聞き捨てならん。いつから日本はIOCの属国に成り下がったのか。そこまでいわれても、菅首相は「IOCには逆らえないから」とこぼすばかりだという。情けなくて涙が出る。

   傲岸不遜の象徴のような"ぼったくり男爵"バッハ会長が、5月中旬に来日するはずだったが、週刊文春によると、その際、「とにかく天皇に会わせて欲しい」と菅官邸に突き付けていたというのである。五輪開催直前の7月12日には来日することが決まっているが、今のままの菅では、いいなりになるのだろう。「宮内庁など関係省庁に準備を指示し始めました」(政治部デスク)という。

   6月初めには五輪中止をいい出すのではないかと、一部で囁かれていた小池都知事が、5月21日に菅と会談した。その後、菅首相は「小池さんは"五輪を絶対にやる"と。安心したよ」と周囲に語ったという。

   まさに「亡国の東京五輪」号は、日本人の絶望を乗せたまま破滅へと向かって船出しようとしている。まだ間に合う、何とか止めなくては。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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