毎日新聞によると、台湾の蔡英文総統は26日(2021年5月)、与党・民進党の会合で、新型コロナウイルスのワクチン購入を中国当局に妨害されているとの認識を示した。台湾は、ドイツのビオンテック社と一度はワクチン購入で合意したものの、中国の介入により契約できていないという。台湾でコロナ対策を行っている衛生福利部長は2月に、500万回分のワクチン購入の契約が頓挫した理由として中国の介入を示唆しているが、中国側は台湾が中国を中傷していると反発していた。
中国メディアは、中国メーカーがビオンテック社から台湾での販売代理権を取得したことが中国当局の介入を招いたとしている。
MCの谷原章介は27日の放送で、
「台湾と中国の分断、溝が深いですね」
とコメント。
「台湾が中国に取られたら大変なことになる」
元大阪府知事の橋下徹は「中国の戦略ですね。台湾を本気で取りにきている。軍事的な威嚇だけじゃなく、ワクチンなど経済的にも介入している。台湾が中国に取られたら大変なことになるので、日本も注意しないといけない」と指摘。
谷原が「中国はやり方を考えて、ワクチンなどで台湾を支援すれば関係も変わるのでは?」と問うと、橋下は「アメとムチなんです。ムチとして今回のワクチン介入をしたうえで、今後台湾からワクチン支援をお願いさせてアメを与える作戦でしょう」と解説。
谷原は「台湾の独立は何としても担保してほしい」とコメントした。
(バルバス)