中村倫也主演、磯村優斗共演のドラマ「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京系)の最終話が5月24日放送された。青山を追う暴力団三代目組長のぼっちゃん(宮世琉弥)、弟分のぺい(磯村勇斗)、そしてOLの垣根志麻(夏帆)の全員が青山を愛しているラストに、ネット上では「永遠の青山ラブ!」「ホンコリする終わり方で最高」「私も青山ロスです」「ぜひ続編を作って」という声があふれた。
「兄貴の永遠のラブなんて、誰もゲットできないんだよ」
最終話の物語は――。青山一(中村倫也)に復讐するぼっちゃん(宮世琉弥)は、「おしゃれな暴力を教えてよ」と青山に頼む。青山は「そのやり方で手に入れたコーヒー牛乳はおいしかったかですか」と問いかけ、「おしゃれな暴力?ねえよ、そんなもん!」とボコボコに殴る。夕張(鶴見辰吾)が、見かねて裏切りの真相を語り始める。青山が大金と共に姿を消した裏には、息子を思う二代目(内田朝陽)との固い約束があった。
垣根志麻(夏帆)とぺい(磯村勇斗)も解放された。青山が自分の元を去って嘆くぼっちゃんに、弟分のぺいは「兄貴の永遠のラブなんて、誰にもゲットできないんだよ」と言った。自分の方が「青山愛」があるとして、牛丼に大量に紅ショウガをかけること、甘い歯磨き粉を好むこと、実は幽霊が苦手であることなど、自分しか知らない青山の秘密を語った。すると、垣根も「これからは自分が青山さん支える」と言い出す...。
ネット上では、「あ、兄貴の永遠のラブ?」「青山さんの永遠のラブ争奪戦だったんだ」などと「兄貴の永遠のラブ」というワードに沸き上がった。
「これは中村倫也さんじゃなきゃ成立しないドラマだった。一歩間違えたら安っぽい薄っぺらなものになるのに、中村さんの演技力で深みも重みもあるドラマになったと感じる。金髪で人を殴っていてあんなに何かを感じさせる俳優さんってなかなかいない。黒髪で爽やかに穏やかに微笑んで、丁寧に珈琲を淹れてくれ、心を開いてしまう雰囲気を醸し出せるのもすごい。わたしがお客でも心を開くわ...と思ったし、皆が好きになるのも分かるわ...と納得した。もう放送がないことが悲しい」
「みんな青山さんを大好きすぎて、可愛かった」
「みんな青山さんを大好きすぎて可愛かったですね!青山さんの永遠のラブ、欲しがりすぎ(笑)。最後のシーンなんか本当に素敵でした。キャストが本当によくて、若手に負けず劣らず光石研さん、鶴見辰吾さんが光っていました」
「一杯の珈琲を美味しいと思える心。どうにもならない閉塞した世界の中で、泥水飲んで生きている人生。誰かに助けを求める術も知らず、『ホルモン』とつぶやきながら人を傷つけることでしか生きられない人生。それでも青山はペイを愛し、坊ちゃん様を愛して守ろうとする心を失わなかった。青山が愛おしい。みんなが青山を追いかけるのはきっとその感性を失わない心のせい。最初から最後まで、閉塞した世界に生きる人達の物語だった。100%の幸せなんかないけれど、珈琲飲んでホッと一息つくことで、自分らしく生きられる時間があるかもしれないと思える。高望みはできないけど、青山に出会えればね」
「今期最高だ。寒い日に飲む珈琲のように身体に染み渡るドラマでした。中村倫也さんは完全に青山さんで、演技力の凄さは鳥肌もの。タコさんから言われた『大切に思うよ』の言葉。人は自分のために生きているようで、誰かのために生きている。美味しいと言ってくれる誰かのためが、自分の幸せに繋がると、ふと思えた作品でした」
「たこ師匠、ずっと『たこ』だった。名前もわからないまま話は終わった。でも、たこさんが仲間に囲まれ、うまいコーヒーを自分は飲めなかったと聞いた奥さんは幸せそうだった。骨を自分の体に入れて『一緒になった』という台詞に違和感がなかった。奥さんの夢は、たこ師匠から青山さんへ。幸せって、ほんの些細なことで成り立つのですね」
「笑顔で青山に付いていくぺい、愛おしいヤツ」
脇役陣の演技が素晴らしい、ぜひ続編をやってほしいという声が多かった。
「タコさんの奥さん市毛良枝さんの存在感、さすがです。若きタコ青年の前田旺志郎君、赤ちゃんのお世話が手慣れていてスゴイなあと思いました。『おちょやん』でも思いましたが、上手くなりましたね。ぼっちゃんも、最後はコーヒーを淹れているところが可愛かった。ペイ君や夏帆ちゃんも、青山さんのタコ珈琲店アシスタントとして一緒にやっていくのかな。続編があったら見たいです」
「真夏にスペシャル版やって欲しい。あのアイスコーヒーの話。青山さんの私服のセンスがアップデートされてなくて、未だにヤカラ服着ているのも見たい。運良くタコブレンド豆ゲット出来まして、凄く美味しかったので是非飲んで貰いたいなあ」
「青山ロス」と同じくらい「ぺいロス」の声も多かった。
「失恋したとき、アニキからもらった飴を口に入れて、笑顔であとを歩いていくぺいが可愛かった。このシーンが大好きです!アニキは無表情だけど、2人の愛を感じた」
「私はぺいロスです。磯村勇斗くんもっと見たかった。永遠のラブ希望のぺいちゃん、すごく好きです。なんか愛おしいヤツですね」
「珈琲いかがでしょう」一緒に心で呟いちゃった
最後にこんな声を紹介したい。
「最後の『珈琲いかがでしょう』一緒に心で呟いちゃったわ。青山さんはタコさんのように、ずっとこうして珈琲を通じて、苦いけど温かさもあると、誰かの人生に寄り添っていくんだねー。ガキネちゃんとペイとぼっちゃん様との4角関係も気になりますが、いい時間をありがとう。お幸せに」
「最終回、泣けた。こんな夜は青山くんのブラックブレンド珈琲が飲みたい」(テレビウォッチ編集部)