5月26日(2021年)、朝から「怪奇現象」という単語がTwitterトレンド入りした。
原因は同日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)だ。1年のうち月が最も地球に近付いて大きく見える「スーパームーン」と「皆既月食」がこの日24年ぶりに重なるということで、お天気コーナーのキャスター・阿部華也子さんが6時台後半に紹介したのだが、
「今夜はこちら。カイキ現象...怪奇現象じゃない。皆既月食。ごめんなさい。大変失礼しました。皆既月食とスーパームーンです。ごめんなさい!」
と一瞬、言い間違えてしまった。すぐに修正したのだが、スタジオ陣からもツッコミを受けていた。阿部キャスターは5時台後半のコーナーでも、何度も「皆既月食」と口にしていたが、淀みなく説明していた。
「朝から怖がらせて(略)ごめんなさい」
Twitterでは、「カイキ現象」という音声から「怪奇現象」を連想した人から、
「めざましテレビで怪奇現象言うててめっちゃ笑った」
「かやちゃんの怪奇現象ワロタw」
「今夜は怪奇現象...楽しみ(笑)」
などと書き込まれて盛り上がり、トレンド入りにつながったようだ。
なお、阿部さんは放送終了後、自身のInstagramのストーリーズに
「怪奇現象、ではなく。皆既月食です。朝から怖がらせてしまったり、お騒がせしてしまってごめんなさい」
「皆既月食!!です!!!!」
と投稿している。
なお、皆既月食は天文現象のひとつであり、ひょっとしたら「皆既(カイキ)現象」という表現もないことはないのでは?と編集部が国立天文台(東京都三鷹市)に質問してみると、「そういう表現は全く使いません」とのことだった。「ほとんど聞いたことがない、ではなくて...?」との中途半端な再質問にも「全く使いません」との断言が返ってきた。国立天文台では26日夜、皆既月食の様子を動画ライブ配信する。
(TT)