さざ波&屁で辞職 枝野代表「総理の見識問われる」

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   「さざ波」の次は「屁みたい」だ。「国内の新型コロナウイルスの感染状況を『さざ波』などと表現し、批判を浴びていた内閣官房参与の高橋洋一・嘉悦大教授がきのう24日(2021年5月)、辞職しました」と司会の夏目三久が伝えた。

   高橋氏は9日、ツイッターで国内の感染状況について、「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿し批判を浴び、翌日に「世界の中で日本の状況を客観的に分析するのがモットーなので、それに支障が出るような価値観を含む用語は使わないようにします」と釈明していた。

   ところが、21日にもツイッターで「日本の緊急事態宣言といっても、欧米から見れば、戒厳令でもなく『屁みたいな』ものでないのかな」と投稿、またも批判された。その後、「不適切表現を改めます。各位にお詫びします」と書き込んでいたが、もう遅い。

  • 菅首相の見識を問う声も
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高橋内閣官房参与の辞職めぐる首相の説明

   高橋氏の辞職について、菅首相は「本人から大変申し訳ない、訂正をしたいとお詫びをし、これ以上ご迷惑をおかけすることはできないということで、辞任をされました。大変反省をしておられました。自ら辞職、そういうことであります」と説明した。

   一方、立憲民主党の枝野幸男代表は「とんでもない方にアドバイザーになってきていただいていた。総理の見識というものが問われる」と厳しく指摘した。

   街の人は、「言いたいことと言っていいことは別だと思うので、その分別をつけましょうよ、と思いますね」「もっと早く辞める決断があった」「首相の管理責任があるんじゃないの?」などと批判し、あきれていた。

   緊急事態宣言で影響を受けている東京・新橋の「根室食堂」平山徳治店長は「ああいう人はすぐに辞めるべきです。開いた口が塞がらないというか、憤りを感じます」と言っていた。

(一ツ石)

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