「親は友達」感覚が若者に広がっている現状を、25日(2021年5月)の番組が取り上げた。
初めてのデートで、車の後部座席に自分の両親を乗せた23歳男性もいた。本人は運転に自信がなかった、と言い訳したようだが、彼女は「私はいいけど、恥ずかしくないの?」とあきれていたそうだ。
斎藤ちはるアナ「母は親友、父は友だち、みたいな」
街角でのインタビューで聞いた。「お母さんをどういう感じで見ていますか?」
娘(19)は「友だち」。横にいた母親(51)は、まんざらでもなさそうに遠くを見ていた。男性(21)は「上京してきて、毎日のように電話します。お母さんと。自分が成長していくところとか、知ってほしいんで」。男性(20)は「お父さんと好きな歌手が一緒。アイドル好きなので。ライブがあると父親と集合して行ったりします」。
20歳の娘は母(49)と並んで答えた。「K-POPが好きなんですけれど、おうちでYouTubeをテレビにつなげて見て、ウェ~イってやってます」。男性(21)は「ぼくはよく親父から服をもらいますね。革ジャンとかスカジャンが好きなんで、うちの親父は。いい感じに波長が合うところ、ありますね」
20歳男性は「母親同士が互いに連絡先をしっている」。男性(23)は「(母親に)恋愛の話とかもするし。大人の目線もあると思うし。同年代だとまだ分からないようなことを、恋愛ってこういうものだよ、みたいな」。女性(20)「好きなタイプとか話すよね」。横にいた女性(20)「話します。アドバイスみたいなのを、もらったりもします」。ソフトクリームを片手の女性(18)は、母(50代)と。「自分より自分を理解してくれているので、参考になります」。――友達じゃダメなんですか?「プライドがあるし、弱みを見せられるのは家族かな」。
一方で、80代女性は「(恋愛相談は)恥ずかしくって、親にするもんじゃない、って思っていた」。横にいた女性(70代)も「私たち勝手に婚約しちゃって、親が慌てた時代もありました」。
斎藤ちはるアナは、「親は親友ですね。何でも話しますし、共有します」。
コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日)「女の子は一定の年齢になると、父親のこと、臭い、とか言い出すんですよ。ある意味、理にかなっている話らしくて、嫌悪感は近親交配を防ぐ意味じゃないか、と」。斎藤アナ「私は、父にも相談しますね。母は親友、父は友だち、みたいな」。玉川「ええっ!?」
(栄)