「鏡張りの絶景で知られる南米ボリビアのウユニ塩湖が観光汚染に頭をいためています」と、司会の夏目三久が21日(2021年5月)のワールド特派員リポートコーナーで取り上げた。
4月取材の映像は、美しい鏡張りの湖水。一方で「すぐそばには目を覆うようなゴミがちらばっています」と、ニューヨーク支局の宮本晴代記者が報告する。プラスチック容器やペットボトルがちらばり、宮本記者の身長より高い山をなすところも。地元ウユニ市には処理施設がなく、ゴミは放置状態だ。名産の塩は、ビニール袋などからのマイクロプラスチック汚染が心配される。
夏目三久「哀しいですね。対策はあるんですか」
夏目「哀しいですね。対策はあるんですか」
日本のJICA(国際協力機構)が、生ゴミを微生物の力で分解して肥料にするコンポストの普及に昨年3月から取り組んでいる。ボリビア事務所の渡辺磨理子さんは「足元から生活習慣を少しずつ変えることで、観光地としても魅力的になる」と、住民自身による持続可能なやり方を強調する。絶景の世界遺産、守ってもらいたいものだ。
(あっちゃん)