NHKアナの「痔ろう手術」に密着 術後に起きた「変化」とは

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   新企画「人には言えないハナシ」で、「お尻・痔(じ)の悩み」が特集された。 3人に1人が抱えているという痔。そのうちの一つ「痔ろう」は、肛門に小さな穴が開くというものだ。男性と30~40代に多く、下痢を繰り返す人がなりやすい。自然に治ることはなく、治療には手術が必要となるという。

   あさイチリポーターの石井隆広アナウンサー(30)、矢崎智之アナウンサー(28)も痔ろう経験者だという。19日(2021年5月)の番組では、矢崎アナの手術に密着。「少しでも多くの人に痔ろうについて知ってほしいと、手術の様子を自撮りしてきました」(矢崎アナ)

  • 番組ではお尻の悩みに焦点をあてた
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いぼ痔も二つも切除

   矢崎アナがお尻に違和感を覚えたのは今年2月15日。1週間後の22日には焼けるような痛みを感じ、肛門科を受診した。

   博多大吉キャスター「15日から22日の間は日に日に痛みが増していく感じなんですか」

   矢崎アナ「まさにその通りでした。座るのも辛くて。ただ仕事もあるので、平然とした顔でやっていました」

   お尻の中に膿が溜まっていることがわかり、開いて出す処置を受けた。その後痔ろうと診断され、4月末から5月頭の連休を利用して入院・手術をすることが決まったという。

   2週間の入院予定で、3日目に手術を行った。いぼ痔が二つあることもわかり、これを機にいぼ痔も切除した。

   開始から25分で無事手術は終了。その時に執刀医から「いぼ痔を取ったのでもしかすると痔ろうだけよりも痛いかもね」との宣告があった。この時はまだ麻酔が効いていて痛みを感じなかったが、5時間後に異変が。

   矢崎アナ「ズキズキしますね。痛い...もう、それ以外のことはあんまり考えられないです。大好きなサザンオールスターズの曲をずっとかけながら過ごしているんですが、今はサザンよりも痛みの方が勝っていますね」

   痛みで眠れない夜を過ごし、翌朝に丸一日ぶりの食事を摂った。術後の目標は「よく食べ、よく動き、便を出す」。便秘になると傷口から出血するリスクが高まるため、健康的な便を一日でも早く出すことが大切なのだという。

   術後の肛門を清潔に保つために行うのが「座浴」だ。専用の桶をトイレに設置してお湯をため、ブクブク泡が出てくるお湯にお尻をつけて洗う。

   矢崎アナ「おお~...温泉のジャグジーみたいな。泡でお尻を洗っている感じです」

   手術から4日目、ようやく術後初の排便ができた。

   矢崎アナ「率直に嬉しいです。ほっとしました。今も30秒に1回くらい肛門が引き締まるような痛みがあるんですが、快方に向かっているので、嬉しい悲鳴だと思って耐えています」

日帰り手術ができる場合も

   手術から2週間経った現在の状況はどうか。

   矢崎アナ「今も便を柔らかくする薬などは服用していて、便をする時ちょっと痛みはあるんですが、ほとんど痛みはなくなっています。何よりも手術前に感じていた不安とか悩みが一切なくなったので、手術を受けてよかったなと思います。カミングアウトした時に周りの人が手術を応援してくれたのが心の支えになりました」

   ゲストの島崎和歌子さん(タレント)「手術の後抜糸はあるんですか」

   矢崎アナ「抜糸はないんです。傷口が半分開いた状態で治していくしかない。肛門ってお通じの時に収縮するので、その柔軟性を残しておくためにあえて完全にふさがないということでした」

   大吉キャスター「矢崎さんの場合は痛みが出て手術するまで結構早かったけど、いざ手術となると2週間。なかなかスケジュールが取れないと思うんですけど」

   石井アナ「程度や治療方針によっては日帰りの手術を行って、その後通院して診ていくこともあります。私は日帰りだったんです。私の場合は本当に痛くなくて、翌々日から働けました」

(ピコ花子)

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