新型コロナウイルスの変異株が全国に広がる中、「素材や形状に工夫をこらした新しいマスクが続々と出てきています」(森花子アナウンサー)ということで、様々なマスクの効果を18日(2021年5月)のあさイチで改めて検証した。
最近人気を集めているのが、ダイヤモンド型の不織布マスクだ。
森アナ「よく顔にフィットして高性能なので、海外では医療用としても使われているんですが、日本ではマスクの内側に空間があって口元のメークがマスクに付きづらいということで、特に女性に人気なんです」
裏表や上下の違いの影響は?
慶應義塾大学理工学部の奥田知明教授の実験によると、このマスクでは外からの「エアロゾル」の侵入が40~75%カットできた。
博多大吉キャスター「40から75って結構幅がありますね」
森アナ「顔の形や大きさによってマスクの密着の度合いに差が出るので、このような差が出たということなんです。どのマスクにも言えることではあるですが、特に小顔の方の場合、鼻や頬、あごの部分に隙間ができやすいので、とにかく自分の顔のサイズに合ったものを選ぶのが大切です」
他の結果もみると、一般的な形の不織布マスクは30~50%カット。「ナイロン90%、ポリウレタン10%」の洗って使える布マスクは30~40%カットという結果に。一方、ポリエステル100%の布マスク、綿100%の布マスク、ウレタンのマスクは、「エアロゾル」の侵入を防ぐ力はほぼゼロだったそうだ。
森アナ「人が集まる屋内でも効果が期待できるマスクは、ダイヤモンド型、不織布、洗って使える布製のマスクです。換気のいい屋外で、他の人とある程度の距離を取れるのであれば、どのマスクであっても飛まつ感染対策の効果は期待できるので、シチュエーションによって使い分けてみるのもいいかもしれません」
大吉キャスター「どのマスクを見ても完璧にエアロゾルは防げないみたいなので、やっぱり距離とか換気とか、そっちの方も気を付けないといけないんだなって改めて思いますね」
視聴者からは、「不織布マスクは裏表逆でも効果は変わらないのか」との質問が寄せられた。
森アナ「計測してみたんですが、不織布マスクの裏表を逆にしても、エアロゾルの侵入を防ぐ力は変わりませんでした。あまり気にする必要はないということです。上下を逆さにすると効果が下がってしまうので、上下だけ気にして下さい」
(ピコ花子)