配達員に「アホ、ボケ」連発 店側とのトラブル増加

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   MCの羽鳥慎一が「フードデリバリーの配達員が商品を受け取りに来た牛丼チェーン店の店員とトラブルになっている映像です。店員はマスクをあごにかけ、配達員を罵倒しています」と投稿映像を紹介した。映像では牛丼店の店員が外したマスクをあごにかけたままウーバーイーツの配達員に向かって「わかっとるわ、そんなこと。アホボケ!」と暴言を吐いている。17日(2021年5月)の「モーニングショー」が取り上げた。

   映像の騒動が起きたのは9日午前1時ごろ、大阪市でのこと。料理を催促する配達員に待たせている店員がどなったのだ。配達員が「5~10分遅れると言っていたのに23分。えーかげん、ちゃいます?」と聞くと、店員は「違うわ、アホ」と罵倒したうえで「お前、たかが配達員やろ、どういうことや?」。配達員が「誰がアホや。たかが配達員とはどういうことや?」と返すなど罵倒合戦の様相。

   店員は「俺もウーバーやってるが、遅れるなら配達員が客に電話して遅れると言えばいいと」いうが、配達員は「アホ言うな、客の電話(番号は)出ーへんよ。そもそもなんで店の都合で遅れるのに僕が電話代払うねん」。店員は「それが仕事やろうが!」とけんか腰。

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店側は「再発防止を徹底」

   実は、巣ごもり需要の増加で、デリバリー配達員と店側のトラブルが増えている。東京港区の配達員は「店側の配達員に対するあたりは強い、いい方もキツイ。邪魔者扱いされることがある」。別の配達員も「待たせるのが当たり前といった態度の店もあると思う」と話す。

   動画を投稿した配達員は「丼もの2点の注文で5~10分待つという説明はあったので、客に遅れるとメッセージを送ったが、さらに2度も3度も遅れて20分経って渡された。配達した後どうしてこうなったのか教えてくれと言ったらこうなった」と言う。

   店に戻った配達員に店員は「あのな、その態度何や? なんで教えなならんの? すつこいな、うっとうしいわ!」と。配達員が「(あなたは)10分で5回も『アホ』『ボケ』言うのはなぜか教えてくれ」と言えば、「自分で考えろ、アホボケ!」と答える始末。

   次第に落ち着いてきた店員は、注文が入ったときに肉がきれていて、コメもきれていたと弁明し、今後は注意すると言い和解した。

   店側は「マスクを外して店内で罵声を浴びせるということはあってはならない。店側に問題があった。再発防止を徹底する」とコメント。配達員は「配達員を下に見る対応が亡くなっていく世の中になればいい」と話していた。

   こんな話を聞くと、デリバリーで届いた食事もまずくなってしまいそうだ。

(バルバス)
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