台湾で異変が起きている。台湾はオードリー・タンIT担当大臣によるマスク在庫確認アプリなどの活用で、去年(2020年)12月までの感染者累計56人と、新型コロナの感染拡大を抑え込んでいた。しかし、ここにきてインド、フィリピン、アメリカ、ベトナムから入国した人の発症が相次ぎ、昨日5月16日の新規感染者は207人と3日連続で過去最多を更新。
感染を抑え込んでいた台湾では、ワクチン接種率が1%に満たない。現地在住の鐘雨如さんは「台湾人はびびりすぎて外に出たくない。店もやってないので食べ物はカップ麺しかない」と状況をリポートする。台湾は屋内で集まることのできる人数を5人までに制限、コンビニに入る前にフルネームで名前を書くなどの対策が始まった。
東京と大阪で「大規模接種センター」の予約始まる
一方、感染増で医療崩壊の危機が叫ばれていたアメリカでは、ワクチンの1回目接種率が46.71%と進み、バイデン大統領が「接種を終えた人は原則マスク不要」と発表。ニューヨーク市内の公園はマスクをつけていない人の姿も目立つ。
日本のワクチン接種状況を見ると、医療関係者の接種は51%まで進んでいるが、高齢者接種は1%にとどまっている。今日から東京と大阪では、防衛省・自衛隊が運営する大規模接種センターの予約が始まるが、注意しなければいけないのが二重予約。自治体の予約と大規模接種センターの予約が重なるとワクチンが無駄になるため、両方を予約してしまったら、速やかにどちらかの予約を取り消す必要がある。
司会の加藤浩次「台湾は頑張っていたからワクチン接種が少ない。ほぼ医療崩壊だったアメリカはワクチンを打て打てとなって、今マスクが取れている。因果なものです」
秋元里奈(実業家)「台湾は私もびっくりしている。まさかもう1回くるとは。ワクチンはおそらくこれから施策を打って伸びてくると思う」
加藤浩次「(日本は大規模接種センターが始まるが)1日100万人はまだまだ遠いと思う」
水野泰孝医師(日本感染症学会)「自治体も限界があるので、国がやるのは大事だと思う」
下川美奈(報道記者)「もともと東京でしかやらないはずが大阪に増やした。一気に広げてしまうと混乱が起きるので、とりあえず東京大阪」
加藤浩次「ぼくはある程度混乱があっても前に突き進めてと思ってしまう」
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「私は金曜日にワクチンやったが、非常にスムース。クーポン券、身分証明、問診票持って受付したが、問診はアレルギーありましたかのひとこと。注意書きにお酒のことが書いてなかったが、看護師さんに聞いたら、『お酒はいけません』ときつく言われた」
(みっちゃん)