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紀州ドンファン殺害の「須藤早貴」見え隠れする何人もの男......野崎氏オーナー会社の従業員X、50歳前後の探偵

   殺された資産家・野崎幸助(享年77)と、生前から本を出すなどで親交のあった講談社のフライデーは、事件後、何度も事件の進展状況や須藤の動向を伝えてきた。そのフライデーも先週号で、「裁判で有罪に持ち込めるかは読めません」(全国紙社会部和歌山担当記者)というスタンスである。

   犯人が元妻・須藤早貴ならば、動機が遺産目当てであることは間違いないが、フライデーによると、野崎は高齢で、脳梗塞で2回倒れているから、わざわざ殺害する必要があったのかと疑問を呈している。事件当初、須藤は「月100万円がもらえなくなるのに、殺すわけないでしょう?」と話していたというが、フライデーによれば、彼女と結婚してすぐ、ミス・ワールドという名の愛人にはまり、「早く早貴と別れてミス・ワールドと結婚したい」と野崎はこぼしていて、亡くなる少し前に、須藤に離婚届を突き付けたこともあったという。彼女はそれを野崎の前でビリビリに破いたそうである。これは動機になる。

   この事件で最大の謎は、彼女が真犯人だとすれば、覚せい剤の入手ルートはどこからかということである。須藤は田辺市に来ると自動車教習所に通い始め、免許を取得してすぐにクルマを運転して度々外出していたという。そのとき、密売者とコンタクトをとったのではないかと見られているようだ。携帯のGPSから、売人に接触したことが判明したと和歌山県警はいっているが、詳しい説明はしていない。

   男の存在を示唆するのは週刊現代である。野崎は田辺市で「アプリコ」という酒類販売と貸金業をしていたが、そこの従業員Xというのが、彼女と何らかの関係があるのではないかと見ている。野崎が亡くなる3週間ほど前、Xは須藤が出ていたアダルトビデオを従業員らに見せていたという。須藤にも見せ、「(彼女は)かなり動揺していたと思います」(元中堅社員)という情報もある。そこから共同謀議が始まったのだろうか。

   野崎の死後、「アプリコ」の金庫から2億円が消えていたという。県警関係者は「Xにしか知り得ない事実がある可能性は否定しきれない」といっている。

   週刊文春は、逮捕までの間、彼女は都内のマンションなどを転々としていたが、そこには支援者がいたと報じている。50歳前後で探偵業を営んでいる男性だそうだが、彼が週刊文春に対して、「彼女は冤罪の可能性がありますよ」と話している。この事件、そう簡単に一件落着とはならないようである。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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