東京五輪パラリンピックをめぐり、米国の陸上チームが千葉県内で予定していた事前合宿を「安全に懸念がある」として、中止することになった。4月14日(2021年)に中止の連絡があったというニュースを、きょう5月13日の番組でMCの羽鳥慎一がパネルを使って伝えた。
事前合宿は今年7月から8月にかけ、成田市、印西市、佐倉市で選手やコーチら約120人が参加予定だったが、米陸上競技連盟は「新型コロナ収束の見通しが立たず、選手の安全面に懸念が生じている」と説明したという。選手たちは合宿をせず、入国後、直接選手村に向かうことになる見込みだ。
米陸上チームが合宿中止
一方、きのう12日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会がオンラインで開催され、組織委員会の橋本聖子会長は終了後、「理事の多くは東京大会への信頼や開催への自信があり、IOCからの全面的な支持を得ることができた」と胸を張った。米陸上チームの合宿中止については「安心安全が確保されていないのではないかとの懸念、入国の際の水際対策に時間がかかるという問題点もある。組織委としてどういった対応ができるか、自治体の状況に応じて連携を取っていきたい」と話した。
石山アンジュ(「パブリックミーツイノベーション」代表)「『IOCの全面的な支持を得ることができた』と言っていましたが、橋本会長は日本のどのような状況を伝えたのでしょうか。国内の世論や医療状況など、本音と建て前を分けずに議論するフェーズにきているのに、IOCと腹を割って話せる関係ができているのかなと不安に思いました」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「オリンピックはカネ。IOCにとってオリンピックを全面支援しない理由はそもそもありません。『IOCから全面的な支持を得られた』というのは何も語っていないに等しい」
(キャンディ)