みちょぱ「こんなグダグダで大丈夫なの?」 東京五輪まで「あと約70日」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   東京オリンピック・ラリンピックの開催がいよいよ難しくなっていることが、橋本聖子・大会組織委員会会長や丸川珠代五輪・パラ担当相ら関係者の支離滅裂な発言で浮き彫りなっていると、けさ13日(2021年5月)の「スッキリ」が指摘した。

  • 東京五輪・パラリンピックの開催予定日が近付いている。
    東京五輪・パラリンピックの開催予定日が近付いている。
  • 東京五輪・パラリンピックの開催予定日が近付いている。

丸川大臣「首都直下型地震が起きて...」に「コロナのことを聞いているんです」

   きのう12日のIOC理事会に出席した橋本会長は、「(東京大会の)開催にあたっては、完全な信頼を置いている旨の発言もありました」と全面的に支持されているとしたが、「ウォール・ストリート・ジャーナル」から鋭い質問を受けてしどろもどろとなった。質問は「日本の世論(約6割が開催中止)を無視して大会に参加することを、選手たちに要請することをどう思うか」というものだった。橋本会長は「選手たちが、言葉に表すことはなくても、頑張っていきたいと思える対策をしっかりとる」と、まるで答えになっていなかった。

   日本選手に新型コロナワクチンを優先的に接種することについても、「世界から来るアスリートのみなさんがワクチンを接種してくるので、ホスト国のアスリートも優先的に接種していただきたい」と、オリ・パラ選手や関係者を特別扱いするのは当たり前だと言わんばかりだった。

   組織委は各都道府県に、五輪選手用の専用病床を用意するよう打診しているようで、茨城県の大井川和彦知事は「県民と選手を分け隔てするようなことはできない」と断ったという。

   丸川大臣もきのうの国会で、「中止はあり得るということか」と質問されて、「首都直下型地震が起きて、その翌日の開会式ができるかといったら、中止もあり得ると思います」と苦笑しながらトンチンカンな答弁して、「コロナのことを聞いているんです」と突っ込まれた。

加藤浩次「状況を、まったく踏まえていない発言ばっかり」

   司会の加藤浩次「(新型コロナウイルスが)世界的にまん延して、国内でも新規感染者が増えている状況を、まったく踏まえていない発言ばっかりですよね」

   モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)「橋本会長はIOCに全面的に支持されたと言っていましたが、海外ではIOCそのものが厳しく批判されているんです。ニューヨークタイムズは『IOCは信頼できない。スーパースプレッダー(ウイルスばらまき)イベントになりかねず、中止せよ』とはっきり書いてます」

   みちょぱ(タレント)「開催まで70日しかない中で、こんなグダグダで大丈夫なのかなって思いますね」

   いや、大丈夫ではないだろう。菅首相や大会関係者は無理に無理を重ねて開催にこぎつけようとしているが、加藤は「二宮清純さん(スポーツジャーナリスト)がおっしゃっていましたけど、最悪のシナリオは中止じゃない、開催して感染者が増えてしまうことなんだと。その通りですよね」

   強引に開催して、前代未聞の盛り上がらないしょぼい大会では、それこそ負のレガシーになりかねない。

(カズキ)

姉妹サイト