新型コロナウイルス新規感染者の90%が変異ウイルスであることがわかった。国立感染症研究所によると、9日(2021年5月)時点で感染力の強いN501Yが首都圏で90%以上、北海道や大阪、福岡では100%近いと推定される。重症化する可能性は従来型の1.4倍という。
東京都の小池百合子知事はきのう12日、「若くして亡くなる方が出た」と、40代女性が死亡したことに触れた。神戸市でも20代から30代の男女3人が死亡。京都市では、基礎疾患のない20代男性が自宅で亡くなった。
夏目三久「ワクチンの効果に大きな期待が持てる研究結果が」
埼玉県春日部市の発熱外来には、相談が殺到。その半分は「ゴールデンウイーク中自粛し、出かけたのは近くのスーパーやコンビニだけだった」という。院長は「陽性なのにその辺にウロウロしている人がいっぱいいると感じます。スーパーでもうつる可能性がある」と警戒を呼びかけた。
一方、「ワクチンの効果に大きな期待が持てる研究結果が発表されました」と司会の夏目三久が報告した。
ファイザー社製のワクチンを2回接種した医療関係者105人を調べると90%以上が変異ウイルスへの抗体を持っていたと、横浜市立大学の研究チームがきのう発表したのだ。イギリス型、インド型、ブラジル型で94~97%、従来型にも99%が中和抗体を持っていた。
夏目「スピーディーに接種を進めることが感染を抑え込む鍵になりそうです」
チームは今後、モデルナやアストラゼネカのワクチンについても調べていくという。
(あっちゃん)