「珈琲いかがでしょう」青山の凄まじすぎる過去に賛否激論!「神回だ」「たこ師匠『あんたのこと大切に思ってるよ』に泣けた」「こんな血生臭いドラマ、もう見ません!」「いやしの珈琲屋さんの話だけで良かった」

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   中村倫也主演ドラマ「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京系)第6話が5月10日(2021年)に放送されて、移動珈琲店主・青山一(中村倫也)がなぜ珈琲に魅せられるようになったかの秘密が明らかになった。珈琲の師匠である「たこ」と呼ばれるホームレス(光石研)との出会いが、ヤクザに命じられるままに人をボコボコにして始末する「清掃業」をしていた青山の人生を変えたのだ。

   ネット上では、「神回だ。たこ爺さんの『あんたのこと大切に思ってるよ』というセリフに泣けた」「青山を殴るぺい、殴られる青山の目、切なかった」と感動の声の一方で、「もう過去の暴力の話はいい。ほっこりのドラマに戻ってほしい」「血生臭いシーンは見たくない」という批判も多かった。

  • たこ師匠との出会いが青山を変えていく(テレビ東京の公式サイトより)
    たこ師匠との出会いが青山を変えていく(テレビ東京の公式サイトより)
  • たこ師匠との出会いが青山を変えていく(テレビ東京の公式サイトより)

ホームレス珈琲師匠「ド底辺の生活でも彩りが」

   物語は、自分が淹れる珈琲のファンの垣根志麻(夏帆)に過去を知られた青山は「たこ」との出会いを語る。ホームレスに身をやつしながら、おいしい珈琲にこだわるたこは、その理由を「ド底辺の生活でも彩りがほしい。どうせなら小粋にポップに生きたい」と青山に語った。その言葉が「生きがいのない底辺の生活」をしていた青山の心に突き刺さり、たこに弟子入りした。

 

   たこは、単に珈琲をおいしく淹れる技術だけではなく、青山自身に足りていない「何か」を気づかせるため、厳しい修行を課す。青山は珈琲の腕前の上達するにつれ、心穏やかに日常を過ごし、ちょっとした幸せに気づくことの大切さを理解するようになった。青山は相棒だった「ぺい」(磯村勇斗)から託されたメモを手がかりに、死んだたこの遺骨をある場所に届けようとする。目的地に辿り着いたと思ったその時、青山を追う暴力団3代目組長・ぼっちゃん(宮世琉弥)に捕まってしまう。どうなる、青山!という展開だった。

   ネット上ではこんな称賛の声があふれた。

   「神回だ!今回はいつもと違うテイストで、いたく感動した。タコじい(光石研さん)の『あんたのこと大切に思ってるよ』に激しく動揺する中村倫也の気持ちが伝わった。ふと自分自身も、大切に思っている人を振り返ってみた」

   「素晴らしかった。珈琲の修行をする事で、青山の体に血が巡る様に、今の自分に疑問を感じる様子。そして、タコさんから『君も大切だ』と言われる事は、人から初めて愛される事でもあり、垣根さんからの『青山さんの珈琲が好き』と思われる事は、必要とされている事であり、本当はとても幸せな事だと思いました」

雨に濡れた野良の子犬ように生きてきた青山とぺい

   「痛々しくも切ない。じいさんの小屋にいる青山が、雨に濡れた野良の子犬のように見えた。温かい何かをその人から貰って、徐々に懐いて、気付いて、死んだ目が生き始めるのが見えた。片や野良同士、肩を寄せ合って命を繋いできた青山とぺいの関係性が切ない。なんでだよ!そう思うよね、可哀想なぺい。大事な人が大事にしているものが分かる悲しさ。ぺいが青山を殴る前の一瞬の青山の顔、それを見て殴り始めるぺいの顔、凄いよ2人とも。中村さんと磯村くんのしか出来ないものを見せられた。胸が締め付けられるこの感じ、痛いんだけど、しびれている」

   「演技派揃いの最高のドラマ。青山とたこさんの過去回想。原作漫画ではこんなに詳しくなかったが、中村さんと光石さんの流石の演技に泣かされてしまった。ひと言ひと言のセリフが刺さり、目の輝きや表情、声や言葉遣いが変化していく青山さん。その変化に戸惑うぺいも良かった。組を抜けたい青山を殴るぺいと、殴られる直前の青山さんの表情も凄い。胸が締め付けられる。天然の垣根さんの告白...やっぱり巧い役者さんって間が良いよな~。青山さんの『ん??』には笑ってしまった」

   「芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のごとく、 地獄の底から一筋の蜘蛛の糸をそっと登るように珈琲を心の支えに人間らしい生活へ踏み出した青山。そのキッカケをくれた爺さんとの心の交流がじんわり温かくて良かった。光石さん、名バイプレーヤーですが、こういう温かみのある役、良いですねえ。怖い物が無かった青山に怖い物が出来た。そして本当に強くなる。守りたい物(珈琲)がある強さ。安いインスタントコーヒーを片手に見ていますが、後2回しか放送されないのが淋しいです」

謎の美少年と師匠の最愛の女性に興味が尽きない

   謎の美少年の登場でますます目が離せなくなったという声が。

   「原作を知らないので、美少年の登場にまたまたびっくり!貴方、誰??悪いやつなの??」

   「あのキレイな顔したぼっちゃんも、ぺいみたいに(それ以上に)青山に懐いていたのかな。どうかペイも足を洗うことができますように...。ところで師匠の最愛の女性って、どんな女優さんかそれも楽しみ」

   一方、暴力シーンについていけなくなったという声も多かった。

   「珈琲がつなぐほっこりヒューマンドラマのつもりで見始めたら、ハードな展開に。でも、組にとってペイも青山も都合よく使えるコマでしかないはずで、裏切ったらボコボコにしてもう用なし、ではないのだろうか。青山を自由にしたら何かまずいことでも?ぼっちゃんがキーになりそうですが。なんか全く別のドラマになってきました」

   「過去はもういい。青山さんが珈琲を淹れながら心の隙間に入り込んで人の心を豊かにする...というのがいいのに、先週からこっちの心に入り込まれてカッターの先でチクチク刺されている感覚。出来ることなら元に戻してほしい。来週も痛い感じのストーリーのようですし」

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