「『会食しません』『カラオケしません』。三重大学の学生への誓約書に賛否の声が上がっています」と永島優美アナ。続いてMCの谷原章介が「こちらが大学が学生側に求めたという誓約書です。ここには8つの項目が書かれています。この誓約書、やりすぎなのか...」とプリントを見せた。
対面授業を再開する前に、緊急事態宣言の対象地域から通う学生に対し提出が求められたというこの誓約書。ほかにも、「学内では1人で食事をします」「旅行は控えます」「課外活動には参加しません」などの項目がある。12日(2021年5月)の放送で紹介した。
批判うけ、「誓約書」やめて「確認書」に
学生からは「差別的対応をしているのが気持ち悪!って思いました。僕らの学生ライフを侵し過ぎているのではないか」「そもそも対面を再開すると言ったのも大学なので、わざわざそこまでする必要ない」「差別みたいな感じになっているので悲しいけど、仕方ないのかなとは思う」など様々。
一方の大学側は「あくまでも感染防止の確認を行うことが趣旨であり、内容に反したことを理由に罰則を科すなどといったことを意図したものではない」と説明。さらに、学務部担当者の話を聞くと「過去に4回クラスターが発生し、コロナ禍における生活の変容が浸透しなかったため、個人の意識を高めたいという思いがあった」という事情もあったようだ。
大学は、問題視されたことを受け、この誓約書を廃止し、全ての学生と職員に向けた「確認書」を作ることを決めたという。