吉沢亮主演のNHK大河ドラマ「青天を衝け」第13回「栄一、京の都へ」が5月9日に放送されたが、いきなり開始2分でディーン・フジオカが、薩摩藩士の五代才助(友厚)役で登場。ネット上では「おお、五代さま!」「キターー!」「フンッて笑ったよ~」「いい男だな~」という歓声が起こった。
「カッコよさとステキさが怒涛のように通り過ぎ...茫然」
ディーン演じる五代友厚は、2015年度後期の連続テレビ小説「あさが来た」で、一大ブームを巻き起こした「五代様」の再演だ。長年の長崎遊学から世界情勢に通じ、貿易による富国強兵を唱えて渡英。留学中にパリ万国博覧会の情報をいち早く得て、薩摩藩を参加に導く。この時、幕府側の一員として参加していたのが渋沢(吉沢亮)だ。後に「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となる因縁の2人だ。また、劇団EXILEのメンバー・町田啓太も開始10分で新選組の鬼の副長・土方歳三役で登場した。
ネット上ではこんな声があがった。
「あわわわ~、いきなりで、心の準備が...と思っているうちに、カッコよさとステキさが怒涛のように通り過ぎて、茫然! その後はその余韻で、物語が全然入ってこない始末。主役級のインパクト!」
「ディーンさんのちょっといい意味で悪そうな感じ、良かったわ~。今後も楽しみ」
「まさかオープニング前の、こんなに早く出てくるとは思ってなかったです。ちょい出演はサービスだったのかな?嬉しかったです。『朝が来た』の五代様と全く同じ雰囲気になるといいな、とは思うけどワイルドさがあるのもまた魅力的で良いですね。本格的に絡んでくるのはまだ先ですが、楽しみにしておきます」
「初めて徳川家康サンが見られなくて寂しかった」
「五代才助が熊谷にいたのは、武蔵国北埼玉郡羽生町出身の商人清水卯三郎に匿われていたからですね。薩英戦争のとき、捕虜になった五代と英国艦隊旗艦ユーリアラス号に通訳として乗っていた清水が、五代とともに捕虜になっていた松木弘安から横浜で英書の読解法を習っていた師弟関係にあったので、横浜に帰着後、アメリカ彦蔵から日本語を習得していた元米領事館書記生の商人ヴァン・リードの協力で、羽田村に上陸させ、清水の待つ船宿に身をひそめて、その後、清水の故郷へ匿われたのです。ドラマ冒頭で熊谷にいたのは、この時期のことなんですね」
「当初、今度の大河、五代様をやる俳優さん辛いだろうなと思いましたが、さすがNHKさん、こう来ましたか?という感じです。」
最後にこんな声を紹介したい。
「土方歳三も山本耕史さんだったら面白かったのに、とちょっと残念だったかな」
「五代を異なるイメージでディーン・フジオカが、土方歳三を町田啓太が演じるキャスティングは粋な視聴者サービスで素直に嬉しい。近藤勇を誰がやるか、楽しみだ。でも今回は初めて徳川家康さんが見られなくて寂しかった」