ウーバー配達、家電も届ける 「コンビニのトイレ紙」も

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   ハンバーガーなどの食べ物を運ぶウーバー出前が人気だが、コロナ化での「巣ごもり効果」か、食べ物ばかりでなくコンビニのトイレットペーパーや医薬品、家電店でのアイロンまで、ウーバー配達が広がってきた。10日(2021年5月)の「モーニングショー」が取り上げた。

   世田谷区で夜10時過ぎ。コンビニに現れたウーバーイーツの配達員は「基本的には食品ですが、たまにトイレットペーパーも運びます」。ローソンでは、約370の商品が配達可能だという。ある配達員は「めっちゃ近い50メートルくらいの家からも注文が入る。気前がいいのかお金持ちか知らないんですけれど」。ローソンによると、ウーバーイーツによる売り上げは1年間で60倍に増えた。とくに、午後10時以降の注文が多いそうだ。今年2月からは一部店舗で、49種類の医薬品配達も始めた。

  • トイレットペーパーの配達も
    トイレットペーパーの配達も
  • トイレットペーパーの配達も

徒歩数分でも

   徒歩数分なのに、なぜ?わざわざウーバーに頼むのか?会社員男性は「家から出たくないので、そんな時は使っちゃいますね。飲み物がなくなったとき、水だったりデザートとか」。「着替えたりするのが面倒だったり。家事をしている途中に注文できるので」との会社員も。

   秋葉原の家電販売店では、3月末から「ドライヤーとかシェーバーとか200アイテムほど用意しています。すぐに手元に欲しい電池とかカメラのフィルムの注文も」。電話でアイロンの注文が飛び込んだ。「色はピンクゴールドですね」。店員が確認しウーバー配達員が「出前」に飛び出した。なぜアイロンを急ぐ?「小さなお子さんがいらっしゃって外に出られない、とか」

   配達員同士の競争も激化している。配達員の男性(38)は、「緊急事態宣言で、配達需要は高まってはいるが、配達員も増えている。ちゃんと考えてやらないと稼げなくなる」。別の男性(24)は、夕方5時に仕事を始めた直後に注文が入ったが、その後しばらく待って入った注文は少し距離があるものだった。少し前なら「迷わず捨てた」が、最近は注文を選んではいられなくなったという。

   マクドナルドは、読売新聞の販売店と提携して、周辺の地理を熟知している新聞配達員が配達をしている。埼玉県草加市の配送業者は、電子ピアノなど大きな荷物も軽トラックに積める程度ならなんでも運ぶ。「引っ越し業者だと、値段とかいろいろあるが、アプリで入力すればその日中でも可能」。

(栄)

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