東京五輪への「モヤモヤ」 「開催か中止か」線引きはどこに?

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「本当に正直なところをみんなで話し合って...」

   また、前出のアンケートの回答の中にも「こんなに感染者が増えていて、医療従事者が大変で飲食も大変なのに五輪やるっておかしい」(40代会社員女性)、「国民の命よりも五輪を優先している気がする」(30代会社員男性)などという声が。

   国際医療福祉大学の和田耕治教授は、日本感染症学会のシンポジウムで「五輪開催のためには、医療提供体制に影響を与えないよう、ステージ2相当を維持することが重要」と指摘。「競技やイベントごとにリスクを評価し、中止も含めた選択を早めに検討すべき」とした。

   昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師も、和田教授の意見に「その通りだと思います」と賛同。「まずコロナの感染者数をコントロール下に置かないといけませんよね。何万人という人が来るとなると、医療従事者も必要ですし、検査も充実させないと難しい。和田さんが言っているように、1度、本当に正直なところをみんなで話し合って、早い段階でやるのか中止するのかを議論する必要がありますね」などと話していた。

(ピノコ)

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