ここのところ連日、「モーニングショー」は番組冒頭で米大リーグエンゼルスの大谷翔平選手(26)の活躍を伝えている。きょう7日(2021年5月)は、今季2勝目を目指して先発マウンドに立ったきのう6日(日本時間)のレイズ戦。「奪三振ショーを見せました」とMCの羽鳥慎一が切り出した。
初回、先頭打者と次の打者に対し、きわどいボールで続けて四球と判定された。すると、大谷はマウンドを降りて笑顔で球審に歩み寄り、ストライクゾーンを確認。テレビ中継していたアナウンサーは「インサイド(内角)?アウトサイド(外角)?ロー(低さ)?ハイ(高さ)?オーライ、ガッチュー(わかったよ)」と大谷の口の動きを見ながら実況中継した。
「実況席に翻訳機を常備」情報
その後はすぐに修正し、落ちる変化球で空振り三振。2回には筒香嘉智選手とのメジャー初対決で、レフトフライに打ち取った。ピッチャー返しをグラブに当ててから右手でキャッチする離れ業も披露し、バッターに「ごめんね」と謝る余裕も見せていた。大谷は5回途中まで投げて、7奪三振。救援陣が逆転されたため、2勝目はお預けとなった。
番組が注目したのは、エンゼルスの実況アナウンサーのマット・バスガーシアン氏だ。「ビッグフライ!オオタニサン!」の決まり文句で人気だったビクター・ロハス氏が引退し、今季から担当している。大谷が三振をとるたびにバスガーシアンは「スワッテクダサイ」と絶叫するのだが、これは「ベンチに戻って座っておけ」という「sit down」をそのまま和訳したとみられる。バスガーシアン氏は実況席に翻訳機を常備しているそうだ。
スポーツジャーナリストの古内義明氏によると、「メジャーリーグの実況アナは球団との専属契約なので、決め台詞を作って自分の色を出す傾向がある」という。
廣津留すみれ(バイオリニスト)は、
「同世代でこんなにアメリカで活躍している人を見ると、私も頑張らなくちゃと元気をもらいます。審判への声のかけ方など、余裕の見える立ち振る舞いは、実力と合わせて仲間に認められる一因になっているのではないかと思います」
と分析を披露。長嶋一茂(スポーツジャーナリスト)は、
「僕はこのままいけばホームラン王もとれると思う。日本人がメジャーでホームラン王になるなんて、とんでもないこと。そこも見たいな」
と予想した。
羽鳥「伝えるたびに、好調のニュースしかありません」
(キャンディ)