コロナ禍でマスク着用がすっかり定着しているなか、「マスク頭痛」を訴える人が急増しているそうだ。きょう6日(2021年5月)の「モーニングショー」で、MCの羽鳥慎一がパネルを使って説明した。
マスク頭痛には2種類ある。1つは、頭部や首筋に締め付けられるような痛みが出る「緊張型頭痛」。マスクのゴムひもを長時間かけ続けることにより、顔や首の筋肉がこって血流が悪くなることが原因で、動くと痛みが軽減することもある。
もう1つは、頭部の片側や目の奥などがズキズキと脈打つように痛くなる「片頭痛」で、マスク内で自分の吐いた息を吸うことによって血中の二酸化炭素濃度が上がり、脳の血管が拡張することが原因。吐き気や下痢など痛み以外の症状を伴うのが特徴だ。
「マスク頭痛」の話題が脱線
これを聞き、コメンテーターの石山アンジュ(「パブリックミーツイノベーション」代表)や斎藤ちはるアナウンサーは「もともと片頭痛持ちなので、(マスク頭痛も)あります」、玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)も「頭痛とか全然ないタイプだったのに、毎日のように首の上のところが痛くなるんですよ」と口々にマスク頭痛を訴えていた。
リモート出演した頭痛専門医で東京女子医科大の清水俊彦・客員教授によると、緊張型頭痛の場合は、両肩をゆっくり上げてストンと落とす運動を3回程度やるだけでも筋肉がリラックスするという。片頭痛の場合は、人のいない場所でマスクを外して3回ほど深呼吸したり、コーヒーや紅茶に少量のブドウ糖(砂糖)を入れたりするのがおすすめという。
このへんから話は脱線し始め、「片頭痛持ちの人はおなかが減るとイライラして機嫌が悪くなります」と清水氏が言うと、斎藤アナは「(おなかがすくと)すごくイライラします。性格かと思っていましたが、そういうことなんですね」と納得。清水氏はさらに「片頭痛の人は脳の興奮性が高いということで、頭のいい方が多い。医学的な根拠はありませんが、私の経験だと女性は美人が多い」と続け、笑いを誘っていた。コーナーの最後は、羽鳥が「それでもマスクの着用は大事です」と締めた。
(キャンディ)