中国政府、「アニメ」をバックアップ 「文化強国」めざし優遇措置

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   中国アニメが市場規模3兆円を超えて拡大を続けている。アニメを題材にした初のテーマパークも今月(2021年5月)オープン、仕掛けたのは中国版LINEともいえるインターネットサービスを運営するIT大手・テンセントだ。6日の「あさチャン!」がリポートした。

  • 中国が「アニメ」に力を入れている。
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東京ドーム960個分の巨大施設に

   場所は浙江省杭州市の中心部から車で2時間半、今回は11億円、今後さらに40億円を投資し、東京ドーム960個分の巨大施設にするという。題材の中国アニメ「狐妖小紅娘」は、動画配信サイトに1億5000万人が登録し、日本にも「縁結びの妖狐ちゃん」のタイトルで輸入された。サイトに作品が発表されて人気が出ると、運営会社が著作権を取得し、ゲームなどのビジネスを展開する仕組みだ。

   TBS北京支局の濱野祐司記者は「文化強国として発展させたい中国政府の思惑で、制作会社には税制面の優遇などのバックアップがされています」という。

   日中の企業間では共同制作や輸出入の動きが続いている。一方で、中国内の海外アニメはアニメ放送時間全体の30%を上回ることが禁止、夕方5時から9時までのゴールインタイムには放送できないそうだ。なんでもどん欲に「強国」をめざす中国と、どううまく付き合ったらいいかの課題がアニメの世界にもある。

(あっちゃん)

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