新型コロナウイルス感染防止の自粛要請やぶりで会食・飲酒して感染した30代女性が、「一生続くリスク(後遺症)を抱えてしまった。友だちにも、両親にもこんな姿は見せられない」と、涙ながらに5日(2021年5月)放送の「スッキリ」に訴えた。
女性は会社員で、4月上旬に友人ら5人で食事をし、そのあとにバーに繰り込んだ。午後10時ころだ。飲食店は午後8時までの営業のはずだったが、バーはいつも通りにやっていて、店内は30人の客でほぼ満席。ほとんどがマスクを外していて、店にはアクリル板も消毒液もなく、換気も窓が細く開けられているだけだった。
別の感染者の女性は、番組に「においが全くわかりません」
同席した一人の感染が判明し、自分も発熱などの症状が出て、PCR検査を受けたら陽性だった。先月下旬までホテルで療養を指示されたが、いまでも嗅覚がないと話す。「辛い、酸っぱいはわかるんですが、においが全くわかりません。いつ治るのか、不安で怖くて仕方ありません。コロナに対しての感度は高くなかったから、行ってもいいかなと思っていました」
大竹真リポーター「自粛要請を守ろうとしない若い人たちに、なにか言いたいことはありますか」
女性「かなり後悔してます。行かなければよかった。重症しなければいいとか、死ななければいいというのは違います。これからもずっと悩み続けなけれならない怖さを知ってほしい」
ただ、女性からは、自分がだれかに感染させたかもしれないことに対しての「謝罪」はなかった。大沢あかね(タレント)もそこが気になったようだった。「ほとんどの人が頑張っているのに、そういう人たち(自粛要請を無視)のために感染が広がっていることに、厳しい対応を考えなければいけないんじゃないかと思いますね」
日本感染症学会指導医の水野泰孝医師も嘆く。「医療従事者としては患者さんを責めることはできないのですが、こういう方がすごく多くて、先日も、夜通し10時間ぐらい外で飲んでたっていう方が、熱が出てこられたのですが、もう、やってられないですよ、はっきり言って。なんのために診療してるのかなって思ってしまうんですよね」
司会の加藤浩次「(厳しい対応には)法律を変えなければいけないということだから...」
だったら、すぐに法規制すべきだろう。
(カズキ)