子供のころからハードボイルドな探偵に憧れていた星鴨(有岡大貴)は探偵学校を卒業後、祖母が経営していたリサイクルショップの後を継ぎ、その一角で「星探偵事務所」を開いた。真相を解明したときの決めゼリフは自分の名前にちなんで「見えた! 輝く一番星!」だ。
そんな星の弱点は、女性が大の苦手ということ。女性と3秒以上目を合わすことができず、30センチ以内に近寄ると呼吸困難に陥ってしまうのだ。それなのに、ストーカー被害を相談してきた元電器メーカーOL・唐戸つぐみ(片山友希)が押しかけ助手となったおかげで、星の調子は狂いっぱなしだ。
「誰も幸せにならない」と主張していたが
そんなある日、廃品の買い取りを終えた星がリサイクルショップに戻ると、いつもは店番ばかりで不満タラタラの唐戸が、得意げに「調査の依頼を受けた」という。だが、それは星が「浮気調査は誰も幸せにならない」との理由で断固拒否する浮気調査だった。
「ウチは浮気調査はやらない」「もう受けてしまったから、やるしかない」と2人が言い争っているところに、依頼人の主婦・島田里奈(朝倉あき)がやって来た。島田は「夫が自分の携帯を見る回数が増えた」と改めて浮気調査を頼み込み、星は依頼を受けるハメになった。
調査を開始すると、ほどなく島田の夫・博司(伊島空)は限りなく『クロ』だと判明する。初めての調査にノリノリで手伝っていた唐戸だったが、博司のあまりのゲスさ加減に嫌気が差し、「本当に浮気調査って考えものですね」と浮気調査を拒否する星の気持ちを理解した。
事務所の近くで起きたタワシ殺人事件を捜査中の刑事・捜田一(岡田義徳)に盗撮犯に間違えられるというアクシデントに見舞われながらも、その後も調査を続けた。すると、「誰も幸せにならない」はずの浮気調査で、博司の『怪しい行動』の思いもよらない真相が明らかになる。(月曜深夜<火曜未明>0時59分放送)
(寒山)