「終活なんてやめろ。銀行の食い物にされるだけ」仏教思想家ひろさちやの諦観
最近の週刊現代や週刊ポストは「終活」雑誌になってしまったが、毎号、毎号、こうした記事を読まされていると、老い先短い私は、週の初めから暗い気持ちになってしまう。
週刊新潮で仏教思想家のひろさちやが、「終活なんてやめろ」といっている。<昨今の『終活』ブームは、いわば金儲けのビジネスになっています。(中略)政府も銀行もみんな寄ってたかって老人から金を吐き出させようとしている。それに引っかかっている人が多すぎます>
ひろは、釈迦は「死後について考えるな」と教えているという。死んだら浄土に行くから心配せずに、今をしっかり生きろというのだ。こういわれたほうが元気になる。