「中国できのう29日(2021年4月)、食べ残しや大食いを禁じる法律が可決しました。最高でおよそ170万円の罰金を科すとしています」とキャスターの岩田絵里奈アナが伝えた。
「反食品浪費法」で、ネットなどの大食い動画は禁止され、違反すると最高で約170万円の罰金。客に過剰な注文をさせた飲食店は約17万円の罰金。大量の食べ残しをした客にはごみ処理費用を請求できるという内容だ。
北京市内の料理店では「浪費監督員」も
中国では、客をもてなすときには食べきれないほど注文する習慣があり、中国政府は将来の食糧不足を警戒して、「食品廃棄」を厳しく取り締まることにしたのだという。北京市内の料理店では、「浪費監督員」という腕章を付けた店員が、何皿も注文しようとした客に、「4つで足りると思います。多すぎると食べきれません」とアドバイスをしていた。
秋元里奈(オンライン直売所「食べチョク」代表)「食品ロスを減らす観点でも、(意義は)大きいんじゃないかな。日本でも年間600万トンの食品ロスが出ているので、ここまで厳しくなくても、規制が出てくるんじゃないかなというふうに思っています」
日本では、国民全員が毎日おにぎり1個をゴミにしている計算だという。流通段階の食品の過剰配置や廃棄の規制、個人の買い過ぎを戒めるキャンペーンを急ぎたい。テレビ局ももう「大食い番組」はやめたらどうか。
(カズキ)