モデルナのワクチン、期待できる? ファイザー社製とどう違うのか

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   遅々として進まない高齢者向けの新型コロナのワクチン接種のため、東京・大手町に開設される大規模接種センターでは、モデルナ社製のワクチンが使用される予定だ。きょう30日(2021年4月)の「モーニングショー」では、現在接種が進んでいるファイザー社製とモデルナ社製を比較した。

   5月24日に開設予定の大規模接種センターでは、モデルナのワクチンのみが使用される。日本では、モデルナは現在承認申請中で、5月に承認の見通しだ。

  • コロナ対策の充実が望まれている。
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保存温度に違い

   有効性は、モデルナが94.1%、ファイザーが94.8%。ファイザーは「マイナス60~マイナス80度」で保存し、解凍後は5日以内に使用しないといけないが、モデルナはマイナス20度で保存し、解凍後は30日間保存可能だ。対象年齢は、モデルナが18歳以上、ファイザーが16歳以上となっている。

   気になる副作用では、モデルナの場合、「モデルナアーム」と呼ばれる症状が出る。腕が赤く腫れてかゆみや痛みが数日間続く症状で、78%に出た。このほか、倦怠感、頭痛、悪寒や発熱といった副反応は、いずれもファイザーの方がモデルナより訴える人が少ないが、日本医科大の北村義浩・特任教授は、

「目くじらを立てるほどの差ではありません。出たとしても気にするケースではないと思います」

と指摘する。アメリカでは現在、接種を受ける人がファイザーかモデルナかを選べるようになっており、ファイザーが53%、モデルナが44%、ジョンソン&ジョンソンが3%。ちなみに、バイデン大統領夫妻はファイザー、ハリス副大統領はモデルナ、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はモデルナをそれぞれ打ったという。

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