3年前に「この段階で妻をここまで疑うのは...」 「紀州のドン・ファン」事件、当時の報道ぶり

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   2018年当時に大きな注目を集めていた「紀州のドン・ファン」急死事案が、約3年後に事件に発展しました。

   「紀州のドン・ファン」として知られていた会社経営者、野崎幸助さん(当時77歳)に覚醒剤を飲ませて急性覚醒剤中毒にさせ、殺害した疑いで、元妻の須藤早貴容疑者(25)が2021年4月28日、和歌山県警に逮捕されました。

   資産家として知られた野崎さんの急死については、死亡した18年5月後半からほどなくして各メディアが取り上げていました。当時の朝のワイドショー番組は、どのような報じ方をしていたのでしょうか。ワイドショー通信簿(J-CASTテレビウォッチ)記事で振り返ります。

  • 故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』
    故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』
  • 故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』

「殺人を視野に動いているのは間違いないと思いますね」

   野崎さんの死去は18年5月24日。6月1日には「抱いた女は4000人『紀州のドン・ファン』不審死! 妻が119番通報...遺体から覚醒剤」(スッキリ)、「女性遍歴自慢『紀州のドン・ファン』怪死!体から覚醒剤成分...2週間前に愛犬も急死」(モーニングショー)の通信簿記事が配信されています。

   同上スッキリ通信簿記事によると、阿部祐二リポーターが「警察は当初から事件性を言っています」と報告。モーニングショー通信簿記事では、コメンテーターの玉川徹さん(テレビ朝日)が「(警察が)殺人を視野に動いているのは間違いないと思いますね」と指摘していました。

   野崎さんが自宅で死亡した際、家にいたのは当時新婚約3カ月後の妻だった須藤容疑者と家政婦だけだったこともあり、「妻」には疑いの目が向けられており、スッキリの6月5日放送回では、阿部リポーターが「妻」を直撃(取材には答えず)する様子も紹介されました(「ドン・ファン怪死事件に3つの謎が浮上! 愛犬『イブ』ももがき苦しんで死んでいた」)。こうした扱い方については、番組内でも「この段階で妻をここまで疑うのは違和感がある」と諫める声も挙がっていました。

   その後6月6日には、和歌山県警が死因について急性覚醒剤中毒だったと発表し、翌7日には、「『もう離婚しようかな』グチっていた野崎幸助さん...ツーショット極端に嫌がった22歳妻」(ビビット=当時)の通信簿記事でも報告していました。記事によると、野崎さんは生前、「妻」との結婚式を挙げたがっていたが拒否され、「妻」は野崎さんと一緒に写真を撮られることを「極端に嫌がっていた」との情報も番組は伝えていました。

   今回の逮捕をうけ、今後どんな情報が明らかになってくるのでしょうか。

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