玉川徹「コロナは『見えない災害』だ」
コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日)は、
「五輪期間中だけじゃない。準備や研修も必要。医師も300人必要と聞く。7月アタマや6月末は、まだワクチンを打たなければ」
と指摘。菊間千乃・弁護士も
「このご時世で五輪の話をすること自体が、政府への批判が膨らむ元凶になる。五輪が悪者になっていくのは、選手の方々も心苦しいでしょう」
と慮った。
最悪の事態に陥っている、大阪の現状はどうか?
自宅療養者が3月末から急増、4月26日現在で1万665人。先週月曜日の19日には、搬送する病院が見つからない救急車が、自宅到着から以降46時間53分も待たされ、救急隊員が交代しながら酸素吸入などの措置をした。コロナ関連の救急車の出動は、3月1日から1週間で23件だったが、4月12日からの1週間では491件と21倍に増えた。
玉川徹は
「コロナは『見えない災害』だ。地震とか水害ならば、目の前で建物が壊れたり、水に流される。でも、感染者やその周囲の人しか見えないし、わからない。ほかの人たちは日常にいるが、いつ向こう側に足を踏み入れるかわからない」
と警鐘を鳴らした。
「向こう側」の現実をもっと「自分事」として行動できないか。
(栄)