ノンアルコールの注文増 それでも店主がボヤくワケ

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   「3度目の緊急事態宣言を出された最初の平日となった昨日の26日(2021年4月)、東京の通勤電車や駅ではふだんと変わらない混雑ぶりでした」と司会の夏目三久が伝えた。そのせいか、小池百合子都知事は「県境は越えないで下さいということは申し上げています。しっかり守っていただきたいと思います。今回のコロナは従来よりも強い。だから、関西があんなに大変になっているので、首都圏で繰り返したくないです」と語気を強めた。

  • ガラガラとは程遠く…
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「ぎゅうぎゅう」の電車も

   昨日20時ごろのJR大井町駅。電車が到着すると、車内は満員状態だ。通勤客は「人は多かったです。いつもと変わらず、ぎゅうぎゅうでした」と話す。品川駅でも同じように混雑しており、NTTドコモの調べによると、1度目に宣言された去年(2020年)4月と比べ27.9%増加していた。

   こうした状況に西村康稔・経済再生相も「出勤者数の7割削減。これに徹底して取り組んでほしいということを強くお願いをさせて頂きました」と小池都知事同様に強く訴えた。

   一方、JR東日本では4月30日、5月6日、7日には山手、京浜東北、中央、常磐線など通勤時間帯の減便を検討している。JR西日本でも大阪環状線の終電時間の繰り上げなど行う。

   こんな中、都内港区の酒店ではこんな影響が出ていた。店主がこう語る。「ノンアルコールの配達の需要がかなり増えています。ほとんどがジュースや炭酸水です」。飲食店が酒を提供していないため、飲食店からの注文のほとんどがノンアルコールだという。「主力のワイン、ウイスキーの方が単価が高いので、ノンアルコールが売れるのはうれしいことですが、売り上げ的には下がっている状態です」とぼやいていた。

(一ツ石)

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