夏目三久、「次世代ワクチン」紹介 飲むタイプや「貼る」も開発中

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   コロナウイルスのワクチン接種を受けた日本人は人口のわずか1.32%(2021年4月22日現在)、諸外国から大きく遅れている。そんな中、ワクチンに関する気になるニュースが入ってきた。「飲むワクチン」のことだ。

   開発しているのはアメリカの製薬会社「バクサート社」。「あさチャン!」は、その最高科学責任者ショーン タッカー博士に話を聞いた。博士は以下にように話した。

  • コロナ対策の新たな一手とは。
    コロナ対策の新たな一手とは。
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「そうすれば、世界が大きく変わると思います」

   「私たちはこのような錠剤タイプの飲むワクチンを開発しています。見ての通り、非常に小さいです」と指でつまんで示した。注射器や注射を打つ医師も必要ないし、さらに冷凍が必要な従来のワクチンと比べ、保存や運搬の負担が大幅に軽減できる。

   それだけでなく、「鼻などの粘膜細胞をガードすることで、ウイルスに感染すること自体を防ぐことができます。この先、新たな変異ウイルスが出現したとしても、感染自体を防ぎ、発症しない可能性もあります」

   飲み方も簡単で、1錠服用したのち28日間空けさらに1錠、合計2錠を接種するだけで完了。年1回、2錠飲むことが想定されていて、従来のインフルエンザ予防と同じ扱いになるという。

   いつ完成するのか。タッカー博士は「すべて上手くいってくれれば、1年くらいで提供することができるようになると思います。そうすれば、世界が大きく変わると思います」

   「飲むワクチン」はアメリカだけでなく、イギリスの「ロスバイオ」社でも研究が進み、人間を対象にした臨床試験が始まっているという。

   司会の夏目三久「こういった次世代ワクチン、他にもあるんですね」

   コメンテーターの堤伸輔(「フォーサイト」元編集長)「期待できるのはたくさんあると思いますが、私が注目しているのは、『貼るワクチン』なんです」

   夏目「以前、『あさチャン!』で紹介しましたが、東大でも開発中なんですね。無数のトゲがついたシートで、貼るだけで痛みなし、約1時間でワクチン成分を吸収するというものです。どういった点で注目されていますか」

   堤「まず常温で保存、運搬が可能です。注射が必要ないので接種の人出も必要ありません。アメリカでも日本でも研究が急速に進んでいますので、次世代ワクチンとして期待できると思います」

(一ツ石)

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