「新型コロナ対策には感染症の専門家が直接現場で指導することが重要」と語る日本感染症学会の水野泰孝医師。12日(2021年4月)のスッキリでは水野医師が企業の感染症対策について指導を行う様子を放送したが、それに続き、26日放送では、三鷹市の依頼を受けて24日・25日の2日間で三鷹市内8カ所の施設を視察、感染対策のアドバイスを行ったことを紹介した。
消毒するタイミングが重要
三鷹図書館の悩みは消毒。図書館は本やタッチパネルなど多くの人が触れるものも多い。三鷹図書館ではタッチパネルに仕方なくラップを貼り、ラップを消毒しているが、水野医師は「検索端末の横にアルコール消毒液を置き、タッチパネルの使用前と使用後に消毒すればいい」とアドバイス。手が病原体を運ぶので、入り口で消毒し、本を触った後に消毒するなど手を消毒するタイミングが重要だと指摘する。
カウンターには飛沫対策のフィルムが下がっているが、これにも意外な盲点がある。フィルムは利用者が触ってしまうこともあるが、多くの人が触る部分が子どもの目の高さにある。
水野泰孝医師「マスクせずに話す場合はフィルムは有効だが、今はほとんどのかたがマスクをしている。マスクをしているときには立てる必要がない。余計なものでリスクがかえって増えてしまうことがある」
列に並ぶ際のマーカーについても、一方向にマスクをして並ぶ場合は、間隔を詰めても良いという。
「後ろのかたが咳をすると不安になる」という司会の加藤浩次に、水野医師は「マスクをしていれば抑えられる、公共機関ではマスクの着用が重要」