国事に奔走する夫を支えた奥様たちは本当に偉かった
一方、実際の幕末の志士たちは妻子を省みなかったし、妻たちもそんな夫を応援していたという声も多かった。
「でも、実際に幕末には妻子を郷里に置いて、家を顧みず、日本のために奔走した志士がたくさんいた。家を守ることが妻の仕事と考えた女性も多かった。 その人々のおかげで今の日本がある。今日の回はよかった」
「湘南新宿ライン快速で2時間以上かかる高崎-横浜間を自分たちの足で走って襲撃しようという栄一たちには驚きましたが、山口県や鹿児島県から京都、江戸を往復して国事に奔走した当時の志士たちの体力と気力も相当なものです。妻子は当然置いてきぼりです。見たことも聞いたこともない外国の船が次々に来て、変な病気も次々に流行る世の中で、国のために働くご亭主に代わって家を守った奥様たちは本当に偉かったと改めて思います」
「ホームドラマのような渋沢家の生活描写が長くて飽きることもあったが、家庭生活がしっかり描いてきた甲斐があって、広い世界に出て行こうとする栄一と送り出すことを決める家族の心情がストレートに伝わってきて良かった。 栄一たちの焼き討ちの計画会議や準備のシーンも面白かったが、早くも島津久光との関係が悪くなり始める慶喜、長州に後押しされて強気の三条、戻ってきた円四郎など慶喜パートも面白かった」