「青天を衝け」テロに走る栄一に賛否大激論!「可愛い赤ちゃんを捨てるのか」「無責任。共感できない」「お札の顔にするな」「当時の志士は妻子を捨てて奔走した」「コロナの現代に通じるドラマ」

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   吉沢亮主演のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の第11回「横濱焼き討ち計画」が4月25日放送された。可愛い赤ちゃんが産まれたのに妻子を捨てて横浜焼き討ちの企てに走ろうとする栄一に、ネット上では「テロリストに共感できない」「こんな人物をお札にしてよいのか」という意見と、「当時の志士たちの熱い志があって、現在の私たちがいる」「コロナの現在に通じるドラマだ」と激論が交わされている。

   物語は、栄一(吉沢亮)と千代(橋本愛)に待望の男の子の市太郎が誕生するが、すぐに亡くなってしまい、渋沢家は重い空気に包まれてしまう。そんな中、惇忠(田辺誠一)は自らの手で攘夷の口火を切ろうと、横浜の外国人居留地の焼き討ちを発案する。心を動かされた栄一は武器や仲間を集め始める。一方、謹慎を解かれた慶喜(草彅剛)は将軍・家茂(磯村勇斗)の後見職となったが、島津久光(池田成志)らから「一刻も早く攘夷の決行を」と迫られる。

  • 待望の赤ちゃんが生まれて喜ぶ栄一(NHKの公式サイトより)
    待望の赤ちゃんが生まれて喜ぶ栄一(NHKの公式サイトより)
  • 待望の赤ちゃんが生まれて喜ぶ栄一(NHKの公式サイトより)

千代が自分と子を捨てる夫をかばうのはあり得ない

   そして、栄一と千代に2番目の女の子が誕生するが、栄一は父親の市郎右衛門(小林薫)に「おらを勘当してくれ。みんなを幸せにするために働きてえんだ」を頼む。千代も「私からもお願いします」と頭を下げる。...という展開だった。

   ネット上ではこんな声があふれた。

   「どこから連れてきたの、と思うくらい可愛い赤ちゃんの笑顔だった。栄一のやつ、赤ちゃん生まれたのに勘当してくれは無責任だろ! しかも1人目の子供は死んでしまい、2人目はなおさら大事に育てなきゃいけないのにどんなだけ勝手なやつなんだよ!横浜を焼き討ちしようとしていたやつがお札に使われていいのか?」

   「恵まれた豪農で、恋女房と子供を作り、なぜその全てを捨てて『大義』とやらに生きたいというのか、それまでの道程が浅く軽くしか描かれていないため、全然説得性がなく、ドラマや主人公に感情移入ができません。おまけに千代まで『栄一さんは日の本のことを考えているんです』と義父に頭を下げて頼むのはあり得ないでしょ。どこの世界に自分と子供のことをないがしろにする夫をかばう妻がいますか!」

   「正直、描写不足に思います。2人目の子供が生まれた直後に父の所に行き、家族を捨てて日本のために尽くしたいと願い出た栄一でしたが、いつ栄一の思いがそこまで膨らみ、こみ上げ突き上げてきたのかよく分からない。子供ができたのならもっと家族と日本を変えたいという思いとの間で葛藤させるべきです。幕末の動向も表面的になぞるだけで、全然中身を感じ取れません」

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