土屋アンナ「絶対やめた方がいい」 わいせつ教員の現場復帰問題

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   勤務する学校やスポーツ施設などで、女子児童の着替えや男子児童の下半身をスマートフォンで撮影していたとして、警視庁は東京・三鷹市内の公立小学校教諭・木村康一郎容疑者を逮捕した。木村は「小さな子の裸はレアなので、これまで100回やった」と供述していて、数千点の画像を保存していた。

   キャスターの岩田絵里奈アナは「わいせつ行為などで処分される公立学校の教職員は増加傾向にあり、2010年度の152人から、2019年度は273人と2倍近くになっています。このうち、126人が懲戒免職の処分を受けました」と伝えた。児童・生徒に対するわいせつ行為が増えている背景には、こうした行為で教員免許を失効しても、早ければ3年で再取得できるため、再犯が後を絶たないからだという。

  • 子供たちを守るにはどうすべきか。
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「法制上の課題が多く進んでいない」現状

   日本大文理学部の末冨芳教授は、「性犯罪で失効になっても、他の都道府県で大学の卒業証明書を提示すれば、すぐ取れるんです。面接も筆記試験もありません。役所に書類を出すだけ」と解説する。文部科学省は、わいせつ行為などによる教員免許失効の官報掲載を40年間検索できるようにするなど(現在は3年間)、「二度と教壇に立つことがないように、教職員免許法改正を検討しているが、法制上の課題が多く進んでいない」(荻生田文科相)という。

   コメンテーターの菊地幸夫(弁護士)「かなりの重罪で懲役刑になっても、弁護士になれないなどの欠格は執行後10年で消滅するんです。再チャレンジを認めているわけで、法制上は教員免許の再取得を禁じるのは難しいんです。ただ、この犯罪は繰り返す人が多いので、ハードルを上げたほうがいいと思います」

   過失犯と違って、小児わいせつなどは再犯率が高く、約85%ともいわれる。土屋アンナ(ミュージシャン)は、

「アメリカなどではGPSを付けて、子どもや学校に近づかせないようにしていますよね。教員に戻れるなんて、絶対やめた方がいいですよ」

と話す。

   石川和男(政策アナリスト)「見つかっただけでこの数字ですからね。本当に厳しくやらないと...」

   冒頭で岩田アナが紹介した数字も、公立学校だけの数字だ。私立学校もカウントすれば、とんでもない数なのだろう。

(カズキ)

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